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赤線基地
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『赤線基地』に投稿された感想・評価

4.0
ジェンダー映画祭2本目 ヒロポン!パンパン!オンリー!バタフライ!戦後日本のジェンダー史の教科書を開いたような作品でした。
戦前・戦後で様変わりした日本のジェンダー観。アメリカ基地ができたことでパンパン(売春婦)という職業ができた。パンパンへの偏見は強いものの戦前よりもずっと開放的なった女性たち。古風なイメージのあった昔の日本女性の常識を覆す大胆不敵、天真爛漫な小悪魔ジュリーを中心に戦後の日本女性の扱いがよくわかる作品。「軍隊にオンナはつきもの🪖この辺の女が狙われずに済むのは誰のおかげよ!そもそもあんたたち男が戦争に負けてなかったら今頃パンパンなんてやってないわよ!もしも日本が勝っていたら今頃向こうの娘さんたちを抱けていたでしょうね」みたいな結局大胆なセリフが飛び出すのも不意を突かれました。勾留から解放され、久しぶりに故郷に帰った男。初恋の人の美しい思い出を胸に、結婚もせずまだその人を思い続けるが、自分の家に間借りしているジュリーに初恋の人の現在について衝撃の事実を聞かされてる。
ヒロ
4.3
一年半ほど前口コミで広がり爆発的大ヒットを記録した『この世界の片隅に』をクソミソに批判し一時期ネットでバズってた日本シナリオ協会に居座る重鎮が勧める戦争モノ御三家、蔵原惟繕『執炎』鈴木清順『春婦伝』谷口千吉『赤線基地』、これがもう百発百中の大当たり。満州から10年ぶりに復員してきた男が目の当たりにする敗戦国ニッポンの独立とは名ばかりの惨状、街中にはローマ字が溢れかえり、聞こえてくるのはイングリッシュ、軍事演習という名の威嚇射撃は鳴り止まず、生家には娼婦が住み込みアメリカさんを連れ込みパンパンしてる、会ったこともなかった末っ子は米兵のチョコレートに釘付け、妹は居候の娼婦に憧れ、弟はヒロポンを売り捌く、幼馴染の許嫁との綺麗な想い出だけを胸に耐え忍んだ10年の答えがこれなのかと理想と現実のギャップに悶える三國連太郎にとどめを刺すのは他でもないその許嫁との残酷では生ぬるいほどの壮絶な再会、引用された今井正『また逢う日まで』の名場面ガラス越しのキスはもちろんない、あるのは女の空元気と小さなクロンボそして隠れて流す一筋の涙、このショッキングなハイライトはまさに悲しくて悲しくてとてもやりきれない。ラストシーンの取ってつけたような円環構造その微かな希望でさえも返って戦争に対する絶望を深める。世界の今平『豚と軍艦』の約1.45倍面白い。

《戦争と女たち》
時にあちらとこちらから被写体を捉え、時に縦横へと運動する円滑なカメラワークが楽しい。今回の映画祭の様な女性の強さを謳ったコンテンツという位置付けは確かに正しいのかもしれないけど、自分としては復員兵(男性)の居場所の無さへの悲哀が深く深く突き刺さる。そのあたりは日米共通。

ジェンダー・ギャップ映画祭

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