農地改革などの社会問題を扱いながら、時代に取り残された価値観を同情的に描いた作品だった。何もかもが新しいものに取って代わられる時代で、過去へのノスタルジーが蓄積していたのだと思う。本家の当主も元々は…
>>続きを読むユーモアが足りない、
後で判明する事実の(気を揉む)驚きが足りない。
らしくない、ナルセ。
それもコレも“実直”なるホンのせいなのか?
思えば、小國、菊島には外連味が、あった様に思う。そして小林正…
東宝、カラー、群像劇
出演者
淡島千景、新珠三千代、水野久美、司葉子
木村功、小林桂樹、加東大介、中村鴈治郎
杉村春子、清川虹子、飯田蝶子、大塚國夫、太刀川洋一
長岡輝子、賀原夏子、久保賢、織田政雄…
淡島千景と木村功が部屋に入るまでに襖を二つ閉じる。部屋には夕陽がさして明暗のコントラストが鮮やかだ。部屋に入った木村が外障子を開けるとそれを淡島が閉じ、障子の腰位置にあるガラス部分で二人が抱擁する様…
>>続きを読むびっくりするぐらいおもろなかった。台詞多くて堅苦しい上に動きも少なく、人物がごちゃごちゃして、シネスコも活きてないし、フィルムに小便ぶっかけたような色彩も興醒めした。
軽く調べたところ成瀬と橋本忍…
シネマヴェーラの成瀬巳喜男特集、通いたかったがほとんど行けず、なんとか一本だけこれを見た。
俺は成瀬巳喜男大好きなんだけど、高峰秀子があまり好きではなくて、でも淡島千景と新珠三千代と司葉子は好きなの…
【日本の農業危機は昭和30年代に始まっていた】
成瀬巳喜男の昭和33年の映画だけど、最近になってシネマヴェーラの成瀬特集にて初めて鑑賞。
成瀬の映画は、やはりそれなりだなと痛感。
舞台は厚木。今…
浜辺で淡島千景が木村功に足並みを揃える時それまでのイマジナリーラインを超え、引きのショットに2人がおさめられる
この時に淡島は木村に身と心を寄せた事がさりげなく、かつ大胆に表現されている
ラストシー…