大胆な空撮からの「企画 佐田啓二」の威力、そっからもひたすら撮影が良いうえに異常なテンポで83分、めちゃくちゃ良い。麻薬捜査官を射殺した犯人を追え!と言うことで刑事の勘を活かした泥臭い捜査が始まって…
>>続きを読む狙撃された人物の視点から狙撃シーン描く冒頭から新鮮な印象を受ける。そこから警察による捜査が進んでいくテンポの良さを観るに、後年の『砂の器』における事件の捜査がジリジリと前進する描き方はやはり意図的な…
>>続きを読む1962年、日本、刑事ドラマ。
潜入していた麻薬捜査官が射殺され、銃撃の角度から犯人は左利きと判定する。ベテラン刑事の澄川は、妹の恋人(交際に反対してる)若手の秋根刑事と捜査に当たるうちに麻薬の流…
手練れの刑事たちの顔、北千住・立石あたりの雑多な街並み、川又昂による研ぎ澄まされたモノクロの撮影、、、すべてがストーリーを飲み込むほどの豊かなディテールを持って目に飛び込んでくる。
特に撮影と配役が…
ドラマの時間を捜査に充てればもっとおもしろくなるというのは、ほぼすべての日本製刑事映画に言えること。この国特有の湿っぽさも結局は敗戦の呪い。半世紀以上も追悼ばかりして歴史認識がそこで止まっているから…
>>続きを読むこれは知られざる名作!京都国立近代美術館の「日本映画と音楽―生誕100年 芥川也寸志」の上映会で鑑賞。戦後の東京を舞台に、前半は刑事捜査を中心に淡々と展開、後半は犯人と対峙し、戦争の痕跡や白痴な妻の…
>>続きを読むある射殺事件を追う刑事が、かつての戦友である左利きの狙撃兵と再会することで捜査と友情の狭間で葛藤する姿を描いた、野村芳太郎監督のハードボイルド・サスペンス映画。俳優である佐田啓二の第1回企画作品らし…
>>続きを読む「『左ききの狙撃者 東京湾』の題名から狙撃犯と刑事の東京湾を舞台とした攻防を、アメリカ映画の「パニック・イン・スタジアム」風のイメージの作品かと思うと?!」
ネタバレありますよ😅
野村芳太郎監督…