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DASHCAM ダッシュカムのhorahukiのレビュー・感想・評価

DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)
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記録です。

ラッパーの主人公がロックダウン下のアメリカの息苦しさに嫌気がさして、かつてのバンド仲間を頼って(アポ無しで)イギリスへ。到着するやいなや友人宅に無断侵入。しかも夜中。寝ている相手の顔に、自分のツバ吐きかけた手でビンタをかますっていうぶっ飛び具合…コロナ禍だからヤバさ数段増し。しかも常にカメラを回しててライブ配信中…。常識のなさが突き抜け過ぎてて素晴らしいし、何より配信画面に流れていくコメントのワードセンスが最高に面白い!グロシーンもあるのだけど、「血の色が赤過ぎ!」とかいうメタ的なコメントが大好きだった🤣単なる迷惑ラッパーの配信だったのが、とある老婆を運ぶようお願いされてから段々と凄惨な状況になっていく。ヤバさが少しずつ滲み出ていくあたりまでは面白かったのだけど、そこからは同じことを何度も反復するだけで引き延ばし感が凄くて眠かった。老婆さん、襲う→離れる→また戻ってくる…を何で延々と繰り返してんだろ。主人公さん側からしたら恐らくロックダウンのせいで仕事含めた全てを強制的に奪われたのだろうし、家からまともに出られない状況でかつてのバンド仲間宅へ強行したのも縋るような気持ちだったんじゃないかな。そんで大金積まれて闇バイトに手を出す…とかいう何かどっかで聞いたような感じ。老婆さんも自由を制限し拘束する方向での枷的に襲いかかってくるし、ライブ配信再開タイミングと最後の武器が楽器であることが社会的規制とそれに対する全てを奪われた者としての自由への足掻きの悲哀を醸し出している。でも面白くはなかった。

コメント等スルーしてください🙏
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