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LONESOME VACATION
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目次

LONESOME VACATIONの作品紹介

LONESOME VACATIONのあらすじ

東京・高円寺。リーゼントでキメた私立探偵・古谷栄一(の元に現れたのは、元カノの今日子。今日子は、急逝した父親の遺品から出てきた古いフィルムに映る、若かりし父親の隣で微笑む見知らぬ女性を探したいという。フィルムの残像を手がかりに、三浦・城ヶ島を訪れた二人の、奇妙で短い調査(バカンス)が今、幕を開ける。

LONESOME VACATIONの監督

下社敦郎

原題
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
68分
配給会社
ムービー・アクト・プロジェクト

『LONESOME VACATION』に投稿された感想・評価

たぶん内容的にはずっとは覚えてられんやろうサッパリした作品やけど、ラストショットが完璧過ぎて忘れられなそうやなぁ

しがないリーゼント探偵んとこに学生時代にキスもせんままに別れた元カノが依頼にやってきたぞ!亡くなった父の残したフィルムに映る女性を探しにいざ三浦半島!って話

まぁ「東京の恋人」が微塵もハマんなかった監督のんやからば正直期待値だいぶ低めやったがなんとなく観たヤツやけども……、本作はなかなか悪く無かったよね、「東京の恋人」はゲス不倫×カッコつけ懐古趣味のアクの強さに、単なる川上なな実、辻凪子、吉岡睦雄といったヒロイン陣に惹かれて観にいったピュアマシンボーイには一切響かなかったんやが、本作はそんなマシンボーイにピッタリなピュアラブストーリーやし(ゲス要素もあるからゲス映画好きの皆も安心してくれよな!)、リーゼントがバシッとキマった主人公の飄々とした感じとか、個性的なヒロイン陣のそれぞれ違った可愛さとか、おや?だいぶマシンボーイに歩み寄ってきてくれてるや〜ん!とはなった
まぁ、調査の果てに辿り着く真実のイカレゲスっぷりには辟易したし、あるシーンで使うアイテムが煙草なんはやっぱりこの監督とは合わんとこよなぁ、なったけどもね

そんなこんなでキャラの良さもあり思っていたよりも全然観れた本作、まぁ悪くはなかったんちゃう〜って賢者タイムはいりかけていたところからの……ラストカットタイトルバーン!完璧な終わり方にマシンボーイは痺れたってばよぉ!ラストでググッとスコアアップしたよなぁ

ちなみに脇にはマシンボーイの愛してやまない諏訪太朗さんをはじめ、斉藤陽一郎さん、プロデューサーも勤める森岡龍など豪華ながら、メインキャストは全く知らず……
あ!主演の探偵さんは「PLASTIC」で小川あんの相手役やった子かぁ、あちらでもギター掻き鳴らしていたよなぁ!この子はすげぇイケメンでもないが雰囲気が良いし、エルビスの「ベイベっ」を若くして使いこなしていて良かったねぇ
あ!メインヒロインの元カノ役の子はマシンボーイが大好きな「恐怖人形」に出てる?石川瑠華ちゃんとチュッチュするギャルの子かなぁ?「恐怖人形」は他のキャストに目が行き過ぎて全然注目してなかったが、こんなに美人やったっけ?
でもね、マシンボーイの推しはメインヒロインやなくて三浦で出会う物語のキーとなる姉妹なんよねぇ!ぺろぺろ、ロングスカートの姉にショートパンツの妹っつ〜正反対な姉妹ながら……どちらも魅力的過ぎる!ひゃー!ちょいと三浦まで旅に出てくるってばよ!遊覧船、遊覧船、遊覧船乗り場はどこ?ぺろぺろぺろぺろ
ま……とはいえなんやかんやマシンボーイの最推しはもちろん諏訪太朗さんなんやけどねぇ?

ところでこの作品、プロデューサーを勤めた森岡龍はシリーズ化を目指して企画したらしいんやが……なんかマシンボーイ的には1作でバシッと終わらせた方がカッコイイ作品かなぁ?とは思ったよ、終わり方が完璧過ぎてその後の恋模様とか野暮よ、野暮
もしくはあの立ち飲み屋に集まる別のキャラクターを主演にするとか?そこに探偵さんもチラッと絡んだり……どうですかね?
たく

たくの感想・評価

3.8
リーゼントを決めた探偵が元恋人の調査依頼を請け負う突飛な話に、大人の不倫と若者のささやかなロマンスが絡むという奇妙な青春要素があって面白かった。ポスターから汗臭い内容を予想してたらすごく繊細で、文学口調で喋る主人公にどこか昭和のアングラ映画の懐かしさが漂う。ギャグ要素もけっこうあってほのぼの感も味わえた。K’sシネマで観て、上映後に古谷役の藤江琢磨の弾き語りミニコンサートがあったのが思わぬご褒美だったね。

ばっちりリーゼントを決めてロッカーの出たちをしてる古谷が実は探偵業を営んでて、そこに彼の大学時代の元カノの今日子が亡くなった父の遺品の8ミリフィルムに映ってた見知らぬ女性の素性調査を依頼しに来る。この探偵事務所が立ち飲み屋の2階にあるというのが何とも風情があったね。お店の飲みシーンで店員さんが一人一品ルールを告げてくるのがリアル。「きど藤」を調べたら高円寺の人気店で、飲兵衛として機会があったらぜひ行ってみたい。

古谷が今日子と別れた経緯は古谷のずぼらさが原因の自然消滅らしく、今日子の方にまだ何となく未練が残ってる感じなんだよね。二人が元々の相性の良さを滲ませながら調査を進めていくうちに8ミリフィルムのロケ地である三浦半島に辿り着き、謎の女性にそっくりの美優に偶然出会うという運命的な展開となる。今日子といい美優といい、美優の妹のかおりといい皆な美人で、古谷を取り巻く美女たちの構図がハーレムアニメみたいだった。

古谷が見かけ倒しでなく実際に弾き語りをするシーンの気だるい雰囲気が良くて、ここに地元のおっちゃんがパーカッションで現れるシュールな絵柄もほんわか来た。古谷がインテリ気取った文学青年みたいな喋り方をするミスマッチ感も印象的で、ある種の男の照れ隠しなんだろうね。彼が今日子からホテルに誘われても据え膳を食わぬ頑なさを示してたのが、最後にやっぱり男の方から行くのがグッと来た。調査が進むうちにダブル不倫の事実が浮かび上がり、更に今日子の母が複数の芸術家と関係を持ってたらしいことが分かるんだけど、不思議と穢らわしさが感じられない。これは芸術家の創作の狂気がもたらす多情であり、恋に燃えるからこそ狂わずにいられるということなのかもしれない。
sato4

sato4の感想・評価

4.0
【2023年64本目】
『東京の恋人』の下社敦郎監督作品。公開されている事に気付かず、危うく観逃してしまうところだった。皆大好きK's cinemaにて鑑賞。

『東京の恋人』同様、好みの作品だった。登場人物達も背景も台詞が無いシーンも全てが愛おしい(そして、メインの女性キャスト3名が個々に魅力的で痺れる)。車や海など、同作を想起させるモチーフも多く、地続きな作品に感じられた。上映終了後のトークイベントで「続編があったら」みたいな話があったけれども、今の邦画で一番続編が観てみたい作品かも。

メインビジュアルがモノクロだったけれど、作品のイメージとはだいぶ異なっていたのでちょっと勿体無い気がした。

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