川島伸夫が缶チューハイ片手に海にやってくる。どうやら道に迷ったようだ。 道端に「天国」と書いた紙が落ちている。 「天国か、ここ?」酔った頭で考える伸夫。しばらく行くと妻の麻由子に出会う。 「どうしよう」二人してうろうろしていると、知り合いの上野に出会う。上野は「ここは天国 」と言い張る。 さらに行くと今度は若い女・由美香に出会う。由美香は、将棋教室に伸夫を誘う。 喧嘩別れの二人。麻由子は「出雲大社はどこか?」と聞く変な中年男と出会う。 伸夫がさらに歩いていると、麻由子の元旦那・猛と出会う。 猛は麻由子を残して死んだことが心残りだったと言って泣く。ようやく再会する麻由子と猛。10年ぶりの会話。 「元気でた」笑顔で別れる二人。
若くして、海辺の町にある旅館・中島荘を営む中島奈々(福地桃⼦)。中島荘が休業中の 9 ⽉上旬、ひとりの⻘年・藤井俊太郎(岡⼭天⾳)が「どうしても泊めてほしい」と訪ねてくる。彼は⼀年前に愛す…
>>続きを読む大人への失望。親への憎悪。誰ともつながれない寂しさと疎外感。それぞれに闇を抱えながら、音楽を通じてつながりあう3人の中学生。夏休み、都会の片隅にある廃ビルの屋上に集っては、足りない何かを埋…
>>続きを読む”夢の映画”をめぐる、ささやかな恋と無限の映画の物語。 第1章 韓国から奈良県五條市にシナリオ・ハンティングにやってきた映画監督のテフン。彼は日本語 を話す助手のミジョンと共に、観光課の…
>>続きを読む1995 年、神戸。伊智子と太助は、阪神淡路大震災により一人娘のれいこを亡くす。その後二人は離婚し、それぞ れの生活を始める。淡々とした日常の中、伊智子と太助は、徐々にれいこの死を受け入れ…
>>続きを読む「生まれ変わったら、今度こそ、一緒になろうね」。名前も、過去も覚えていない女(小松菜奈)の目が覚める。舞台は佐渡島。鉱山で清掃の仕事をするキイ(大竹しのぶ)は施設内で倒れている彼女を発見し…
>>続きを読む京都の嵐電の街。鎌倉からやって来たノンフィクション作家の平岡衛星は、嵐電の走る線路のそばに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話を集める取材を開始する。そこには、衛星と衛星の妻・斗麻子が、且…
>>続きを読む©国映株式会社/坂本礼