歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねての作品情報・感想・評価

歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて2021年製作の映画)

上映日:2021年10月16日

製作国:

上映時間:90分

3.8

あらすじ

「歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて」に投稿された感想・評価

佐々部監督あまり存じ上げなかったけど
今年見た大綱引の恋の監督だったんですね
もう1回見たくなった。
ん

んの感想・評価

3.7
升さん自らの足で佐々部監督を想って歩かれる
ロードムービー
なんて愛が溢れているのでしょうか…

お会いしたことはございませんが
それが悔やまれるほどに
周りの方々のお言葉で監督のお人柄がヒシヒシと伝わる

監督への言葉を丁寧に紡がれていく方々をみて
「言葉には命が宿るもの」というのを目の当たりにしました

升さんと監督の演出のやり取りのお話も素敵でした

まだまだ「顔晴ろう」と思えました
ありがとうございます
yuki

yukiの感想・評価

5.0
🙇‍♀️上映館が激少で参考にならないレビューですが、自分の記録用に。



寂しい、悲しい、苦しい….etc.一般的に「負の感情」と言われる気持ちは外に出すことが難しい。

飲み込んでしまった言葉は文字や涙になって出ていく。

今作の副題になっている漂流ポストとは、震災遺族の“心にしまわれたままの悲しみ”が「手紙を書くことで癒されれば…」とご主人の赤川勇治さんが思い立ち、開設された。

震災遺族同士では誰かを亡くした悲しみを口にすると、(悲しいのは)あなただけじゃないと言われてしまうので口に出せず、他府県から移住してこられた赤川さんに、悲しみを打ち明けに来られていたという。

ナビゲートをつとめる升毅さんは軽妙洒脱なお芝居をされるイメージがあった。
いつしか真っ白な髪になっていて、演技とは思えない素の感情を吐露される姿を見ていると、震災遺族でもなく、佐々部監督作を1本も観たことのない、なぜこの作品に呼ばれたか分からない私が嗚咽していた。

こみあげる涙も声も抑えられないー
初めて、映画館で中座した。
何がそんなに悲しいのか、分からない。

気が済むまで泣いて15分程経過した頃、席に着ける落ち着きを取り戻す。
カーテンを揺らさないようにドアを開けると、キャスト陣の笑い声に包まれていた。

佐々部監督ごめんなさい。
でも、別れから逆に始まる出会いがあってもいいでしょう?
最初に遺作の「大綱引の恋」を観るのは、おかしいですか。
一昨年急逝された映画監督・佐々部清さんを、今なお悼んで悼み続ける俳優の升毅が、陸前高田にある「死者に手紙を出すポスト」に出すための手紙を、関係者を訪ねて集めていく……作品です。端的には。

要は、どうも佐々部監督という方は、この作品見るに、頓挫した企画が多いんですよね(まさか、本編に出てくる「最後に書いたブログの内容」までがああだとは……。すごく、人間くさいなと)。

そんな一つが、陸前高田にある「震災きっかけでとある人が作った、死者に手紙を出すポスト」の話だったようで、最終的には関係者たち(代表・升毅)が、そこに佐々部監督への手紙を出す、という構成です。

だから、別に震災関連ドキュメンタリーでもないのですが、その双方が、絶妙につながって成立しているんですよね。

とにかく、升毅はじめ近親者の「悼み方」というのが、すごい。監督はどれだけ升毅に慕われていたのかということでもあるし、何なら、まだ信じていないような部分も見えて。舞台挨拶でも、また涙ぐんでおられました。

つまりこの映画は、ある時点から震災関連ドキュメンタリーであることをやめ、「急にこの世からいなくなった人の喪失と向き合う」映画になった。それが、ものすごく興味深かったです。

佐々部監督というのは、どれだけいい人だったんだと思いましたし、また、ここまで俳優に慕われれば、本望ですよね……。
HAL2000

HAL2000の感想・評価

4.0
映画「歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて」
東京 渋谷『ユーロスペース』
公開初回観てきました❗
佐々部清監督とは、もう、10年以上前になりますが、友人のお誘いで参加させて頂いた劇団巌流新年会でお会いしました。最初は日本映画の巨匠だし、お話することさえ出来ませんでしたが、年間200本以上劇場で映画を観る阿呆ということで監督から色々お話頂き、少しづつお話出来るようになりました。監督作品にエキストラ参加させて頂くようになりました。そして、佐々部組最新作(ここは升さんのこだわり)大綱引の恋では、私の地元全編ロケということもあり、新田神社の神主役を頂きました。撮影は1日の予定が突然の雨で2日間に。佐々部組を地元で堪能させて頂き最高に幸せでした。公開日を迎えることが出来なかった佐々部さん。本当に無念だったと思うし、私も公開されたら、色々弄ってもらいたかったのです。
前置きが長くなりましたが、この作品、升さんはじめ、佐々部さんに関わった皆さまの佐々部さんへのラストラブレターなんです。こんな私も、佐々部組のはしっこのはしっこですが入れて頂いたと敢えて言わせて頂きます。なので、最初から涙が止まらなくなり、もう、延々と泣いていました。映画関係者だけでなく、沢山の方に好かれていた佐々部清さん。人間は思い思われることが大事なんだと、普遍的な当たり前なことを再認識させてくれます。私のバカな映画評によくコメント頂いた佐々部さん。スターウォーズやBTTFの面白さはわからないとおっしゃっていました。私の製作した自主作品や私が出演した自主作品も観てきちんと丁寧な感想を頂きました。
そんな佐々部清さん、升さんとのラブラブに嫉妬しているくらいです。
そんな素敵なラブレタードキュメンタリー映画をつくってくれた野村監督にも感謝です。
少しでも佐々部監督と関わった方、そして佐々部作品が好きな方は是非是非、観て頂きたいです!

#歩きはじめる言葉たち漂流ポスト
#升毅
#野村展代

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