なぜかTSUTAYA DISCASでおすすめに挙がってきた作品。
よく観たら大好きな大槻ケンヂが出てる!オーケン観たいよオーケン!最近ライブも行けてないし!
…と勢いで即借りてみたものの、Filmarksで12人しかレビューしてないうえに、このジャケ写画像の粗さ…この時点で既にヤバい臭が漂う…。
この映画ネットでも非常に情報が少なくて、検索してもレビューも殆どないし、挙句の果てには検索結果に「スパイダーマン・ホームカミング」ばかり引っかかる始末…。
キャスト陣を観ると、オーケンの他にも筋少メンバーのウッチーや有頂天のケラさんまで出てるし、ナゴム界隈好きな人達にはワクワクのメンツ。
ですが、案の定というか何と言うか、やはり相当意味の分からない映画で、多分そんな感じだろうなと思ってはいましたが。
1995年の作品という割にはもっと古さを感じさせる映像と、ギトギトの白塗りメイクを施した登場人物達からプンプン漂うサブカル臭。
そして何よりストーリーの意味不明さが凄い。監督の趣味嗜好をとにかくめちゃくちゃに詰め込んである感じ。
予言書の怪物チャップマン・超潔癖処女ミンク・夢の都トキオラマ・完全無欠のドラッグSUPER COMING…こうして並べただけでも頭が混乱する。
これはもう意味を考えちゃいけない映画なんだと思い、開始数分でこのカオスな世界観を楽しむという方向にシフトしました。
とは言えど所々で入るオーケンのアナウンスや(登場シーンは少なかった…)若かりし頃のケラさんの歌声を聴くと、ナゴム界隈に憧れていた自分はやはり高ぶるものがあったり。
サブカル街道まっしぐらだった10代~20代前半の頃の自分が観たら、きっともっと純粋に楽しめた系統だろうなと感じたので、何だかんだで自分も頭が堅くなっちゃってるんだなという哀しさもありつつ。
オーケンが出てる映画だったら、これよりまずドス竜を観るべきだよなって思いました…これがDVD化されてて何でドス竜はVHSしかないのかな…(´;ω;`)