
東京の企業で働く真面目な性格のみか(小澤真利奈)は、ある日突然、産業医から適応障害と診断され、叔母のいる福岡県うきは市で療養することに。早く復職したいと焦るみかのもとに、突然、大学を転々としながら仕送りをパチンコに使い込んで遊び暮らす弟、まさゆき(武田航平)が転がり込んでくる。数年ぶりに会った奔放な弟に翻弄されながらも、ふたりで色々な場所へ行き、会話を重ねるなかで、みかは自分の感覚を少しずつ取り戻していく。医療だけでなく、美しい街並みと自然のなか、家族や街の人たちとの触れ合いを通じて、気づかないうちに、みかの身体や心が変化していく。
合理的な考え方を持ち、主観で物事を語ることを嫌う性格の吉井さくら(小芝風花)は、地元の図書館に就職し、新人司書として“レファレンスサービス”という慣れない仕事にとまどう日々を過ごしていた。…
>>続きを読む心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。病院の精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。…
>>続きを読む大正時代の東京・向島。げんと碧郎の姉弟は、作家の父と継母のもとで暮らしている。げんは病気の継母の分まで碧郎の世話を焼くが、碧郎は不良仲間とつるむように。時にかばいあい、時に大喧嘩をしながら…
>>続きを読むその日、母は雪の中に姿を消した―。赤い手袋を残したまま・・・。20年後、予期せぬ母の訃報が閉ざされた過去を明らかにする。星ガ丘駅の近くにある、今は閉園してしまった遊園地、星ガ丘ワンダーラン…
>>続きを読む色彩と形態のせめぎ合い 水彩画タッチの魅力が凝縮された 2 分間の短編アニメーション。紙の上に創造された自然の美しさと圧倒的な力強さを畏敬の念を持って描き、抽象と具象を行き来していく。その…
>>続きを読む大手不動産会社に勤める赤羽昭雄は、トップ営業だったはるか過去の栄光を自慢する鬱陶しいオヤジ。今ではすっかり会社のお荷物で、窓際に追いやられている。ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚…
>>続きを読む(C)CREDEUS / Team Caminari