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ノクターンのhorahukiのレビュー・感想・評価

ノクターン(1980年製作の映画)
3.0
息が詰まるような感覚がずっと続く。夕べ死んだ鳥は自身の手の中で踠いている。この辺り、連関的な多重構造になっているようにも見え、主体と客体の逆転(同化)的な意図に留まらず、人間と鳥という差異もまた心的な分析を兼ねているように感じた。それゆえのラストなのであれば納得できる。同時上映の『エレメント・オブ・クライム』と反復されているような表現がいくつか見られたのも面白かった。
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