飾り職人の為吉が酒を飲んでいると、同居人である大道占師の田与が、7、8歳の男の子・幸平を連れて来た。その子は親にはぐれて田与についてきたのだという。田与は向かいに住む荒物屋のおたねに強引に…
>>続きを読む黒澤明、溝口健二と並び日本を代表する巨匠・小津安二郎の名作。父と娘の互いを思いやる気持ちが胸を打つファミリードラマ――― 妻を亡くした曾宮周吉は娘・紀子と2人暮らし。婚期を逃がしかけている…
>>続きを読む吉田一郎(伊藤雄之助)が十五年ぶり中国から戻った時、妻マチ子(淡島千景)は鎌倉彫の手内職で息子清(設楽幸嗣)と細々暮らしていた。博古堂の女経営者松本雪子(田中絹代)は隣家のよしみ以上に何か…
>>続きを読む貧乏暮らしの岡田秋夫と山口五郎は、小さい飲み屋「うきよ」の二階に下宿している。岡田はハワイ生まれだが、父を残して来日し、戦争のため父の消息は掴めなくなっていた。ある日、岡田は花売り娘に気前…
>>続きを読む喜八は、一人息子の富夫と裏長屋で二人暮らし。長屋の隣には、同じビール工場に勤める若者次郎が住んでいた。気の合う二人は今夜も富夫を連れて場末の小屋に浪花節を聞きに行ったのだが、夢中になってい…
>>続きを読む日本を代表する巨匠・小津安二郎が母と娘のふれあいを描いた感動の名作――― 麻布の寺で、三輪の七回忌の法要が行われた。三輪の学生時代の友人・間宮、田口、平山の三人が久しぶりに集まる。彼らは三…
>>続きを読む坂本武を主人公にした人情劇、“喜八もの”の一編。失業した父が二人の子供を連れ、工場地帯を職を求めて歩き回る。次々に門前払いを食った父子は、安宿に転がり込み、同じ放浪の身にある母娘に出会う・…
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