ヴィジャイ主演の最新作（作品は2023年ですが、日本公開では最新）

大人気の大将・ヴィジャイの作品なので、製作費もかかっているし、迫力がありますね。単なるスター・アクション映画にならないように、前半は、動物保護活動家として、暴力を振るわずに、難局を乗り切ろうとするヴィジャイを楽しめます。ただ、中盤以降は、いつものように大活躍するカッコいいヴィジャイを楽しむシーンの連続。ミュージカルシーンが、さすがにヴィジャイ出演作品なので、群舞のダンサーの数が凄まじい。他のインド映画に比較しても、ド迫力で楽しい。

ヴィジャイが出演している作品で、日本公開されているものは、ほとんど観ていますね。

ハリウッドが、スター俳優がトム・クルーズぐらいになってしまった、今、インドはスター映画を作り続けているのは、ある意味、貴重で、また、日本のエンターテイメント映画が迫力なく、つまらなくなってきているなか、インド映画を楽しみつつ、日本のエンタメもインド映画を追いかけて、頑張って欲しいですね。
2025年6月21日＠キノシネマ神戸国際

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我らが“Thalapathy（大将）”ヴィジャイと「ヴィクラム」のローケーシュ・カナガラージ監督が「マスター 先生が来る」に続いて再びタッグを組んだ作品。
カフェを経営しながら家族と静かに暮らしていた男、パールティバンの店に強盗団が侵入してくる。はじめは穏便に済まそうとするのだが、娘や女性スタッフにまで危害が及びそうになると、驚異的な身体能力で瞬く間に5人の敵を返り討ちにしてしまう。この事件が大きく報道され話題となるのだが、事件を知った複数の勢力がパールティバン標的に動き始める。
「囚人ディリ」「ヴィクラム」と同じ世界観を持つ“ユニバース”3作目。登場人物やセリフの端々に“それ”を窺える事が出来て、結構グッと来る。
サンジャイ・ダットとアルジュン・サルジャのイケオジヴィランの競演。特にギャングスタのボスでありながら、何故かオカルトにハマってるというサンジャイさんの狂いっぷりが強烈。
そしてやっぱり我らがThalapathy！若い頃の役もイイけど、個人的には最近の老け役を演じるThalapathyもメチャクチャカッコ良い💕しかもお芝居も上手いから、どの年代でも説得力がある。踊りのシーンの回数が他のThalapathyの作品と比べて少なかった印象だったけど、その分クオリティがメチャクチャ濃い。
とにかくThalapathyの一挙手一投足で161分の尺、全てが保ってしまう、そんな作品。

• #2025劇場とらキチ
• #インド魂

【オレはレオ？】

インド北部の静かな町テオグでオシャレなカフェを営む家族思いのオーナー。
我らが大将ヴィジャイがそんな一般人をフツーに演じる訳がない。
いきなり凶暴なハイエナが町に現れ大混乱が起こったり。
ハイエナのような強盗団がカフェを襲撃したり。
そこでの正当防衛から端を発する、ギャング団を巻き込んだ訳の分からない抗争。

オマエはレオだ。
オレはレオだと言え。

デヴィッド・クローネンバーグ監督作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に着想を得たらしいけど、ちょっとレオレオ詐欺。
それでも、2023年公開のタミル語映画の興行成績2位の大ヒットになっています。
さすが大将。

え～！？となる大詰めの展開の先に、
もう一つ、え～！？となるラストとエンディング曲。
ローケーシュ・シネマティック・ユニヴァースは混沌となって続くのですね。