
自分の存在の希薄さを感じながら生きている光莉。ある日、ふとしたきっかけで1枚の写真に心惹かれた光莉は、その写真を撮った人物に自分のポートレイト写真を撮ってくれないかとメールで依頼する。光莉の元に返ってきた返信は「人物の写真は撮った事がありません。あと。僕は、耳が聴こえません。なので、喋ることもできません。うまくコミュニケーションが取れないと思います。それでもよければ・・・」風景写真家である真斗からのメッセージ。真斗は失聴者だった。 光莉と真斗、それぞれを取り巻く人間関係が少しずつ影響を与えあい、そして脆く崩れていく。自然の美しさと対比されるように描かれていく人間模様。 『莉』は単独ではほとんど意味を持たない。 他と結びつくことで初めて意味を持つ。
“魚の目に水見えず人の目に空見えず” そこにあるがゆえに、目の前のものは見えない。優等生の殻をかぶり自分の本心を出せない怜奈。先生と逢瀬を重ねる自由奔放な海。振り向かない幼馴染にシャッター…
>>続きを読む吉村茂と鈴木信二は幼い頃からの親友同士。高校3年の夏、そろそろ卒業後の進路を決める時期。茂はひとつ年下の菊地春代に、真二は中学で一緒だった寺島瞳に片想いしていた。ある日、茂は瞳に真二のこと…
>>続きを読む大阪。卒業を控えたある年の夏。 写真家を目指す芸大生の草馬ナオ(田中真琴)は、写真中心の生活を送っていた。 同じ写真学科の小夜(重松りさ)、山田(松田崚汰)、多田(秋田卓郎)は、写真優先の…
>>続きを読む渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族と共に富山で暮らしている。真白には、ごく軽度の知的障害がある。見た目にはそれとわからないが、精神年齢は十歳程度で、日常生活に支障はなく、知らない人から…
>>続きを読む奔放な母の元で、息苦しい生活を送ってきた由紀子。代わる代わる父と名乗る男が出入りする家で、いつも孤立していた。母は由紀子を「あんたの良いとこはわがままを言わないこと」と褒めた。由紀子のモノ…
>>続きを読むいつも⼀⼈で過ごしている⾼校⽣の悠(はる)。そんな悠には気になる⼈がいる。それは毎⽇同じ時間に、教室から⾒える⼿洗い場に現れる⽣徒だった。その⼦はただひたすら⼿を洗い続ける。何度も、何度も…
>>続きを読む桜の花の蕾が膨らんで、満開の季節の訪れを誰もが感じている大阪・キタ。中崎町にある古い木造のアパートで、白骨化した老婦人の死体が発見された。警察は実況見分で、アパートの周りの捜査や関係者へ事…
>>続きを読む日本映画界の巨匠・黒澤明監督作!――― 痛ましい戦争体験のショックで、亀田欽司は“白痴”と呼ばれる病気になり、惨めな姿で復員して来た。その復員船で金満家の跡取り息子・赤間伝吉という男に知り…
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