自分の存在の希薄さを感じながら生きている光莉。ある日、ふとしたきっかけで1枚の写真に心惹かれた光莉は、その写真を撮った人物に自分のポートレイト写真を撮ってくれないかとメールで依頼する。光莉の元に返ってきた返信は「人物の写真は撮った事がありません。あと。僕は、耳が聴こえません。なので、喋ることもできません。うまくコミュニケーションが取れないと思います。それでもよければ・・・」風景写真家である真斗からのメッセージ。真斗は失聴者だった。 光莉と真斗、それぞれを取り巻く人間関係が少しずつ影響を与えあい、そして脆く崩れていく。自然の美しさと対比されるように描かれていく人間模様。 『莉』は単独ではほとんど意味を持たない。 他と結びつくことで初めて意味を持つ。
8歳の少女サトは、両親と姉を殺され、祖父に引き取られる。 サトはテレビ画面の中で「法律が許しても、僕がこの手で犯人を殺してやります」と強く言い放つ人を見た。妻子を殺されたトモキだった。そ…
>>続きを読む神崎(野村⼀瑛)は何か思い詰めた表情で、街へ出かける。タクシーが捕まらず、背中を丸め道端に座り込んでいると車道越しにひったくり現場を目撃。⼀心不乱に走り出した神崎は、ひったくりをしていた山…
>>続きを読む渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族と共に富山で暮らしている。真白には、ごく軽度の知的障害がある。見た目にはそれとわからないが、精神年齢は十歳程度で、日常生活に支障はなく、知らない人から…
>>続きを読む中学を卒業してすぐに地元滋賀を離れ、ずっと東京に住むエイミ(鳴海唯)は、母親が亡くなった後も一人で滋賀の田舎で暮らしている妹・ユウ(河合優実)に、「東京で新しい人生を始めない?」と誘う。は…
>>続きを読む主人公の少年タロウには名前がない。戸籍すらなく、一度も学校に通ったことがない。そんな“何者でもない”タロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいる。エージ、スギオはそれぞれやるせない悩…
>>続きを読む幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖父をも失った波(清水尋也)は、祖父のある言葉だけを胸にしまい世界から心を閉ざしていた。 しかし、志村(門下秀太郎)と長岡(田中偉登)と出会い、次第に心を…
>>続きを読む日本、現代―― いじめらっれ子を守る心優しき女子高生・光。3年間の交際を経て、恋人と婚約した青年・陽。被災地にボランティアへ通う青 年・健太とその姉・マナ。幸せな日々はいつまでも続く…
>>続きを読む渡良瀬まち(23)は365日朝昼晩といくつものアルバイトをローテーションするスーパーフリーター。ある日、まちはバイト先の居酒屋で自分をモデルに絵を描きたいという画家岡崎由人(19)に出会う…
>>続きを読む©No Saint.&Bloom CO., Ltd.