ドストエフスキーだけに寓話として興味深いところはあるが、日本の話として置き換えるとちょっとくどい感じが否めない。わかるかなあ。味が濃すぎるというか、エピソードがそれぞれ大仰というか... ロシアなら…
>>続きを読むドラマ版は見た。真に善良な魂…死刑直前の執行停止により第二の人生を得た亀田はいわば復活したキリストで、白痴と化した彼の言動は幼子のように悪意も悪知恵も無く、無知で無垢。誰も疑わず、誰も憎まず。総てを…
>>続きを読む物語は概ね原作小説のとおりであり、戦時の後遺症により白痴となった心優しい亀田と裕福だが粗野な赤間が妖艶な妙子に翻弄される中、純真な綾子もまた亀田に想いを寄せるという四角関係が描かれる。
特に妙子を演…
カットタイミングはこれでいいのか?と思っていたら、短縮版だったのか。
ショットの力強さ、もっと言えば支配力みたいなものを感じる。
妙子の写真と両脇に反射する2人、階段上の綾子と一階の夫婦を一画面に…
善人=白痴(バカ)というテーマは大好物。
全ての芝居がとにかく素晴らしい。
265分で完成されたものが松竹によってカットされ166分まで短縮し、黒澤は激怒したらしい。
このカットによる影響が明ら…
松竹株式会社