
ルミ(遠藤留奈)とアキ(冨手麻妙)は、波長の合わない姉妹だった。キヨヒコ(金子清文)と結婚したルミは、かつての恋人・リョウスケ(岩瀬亮)を忘れられないでいる。いっぽうアキは、地下系シンガーソングライターとして活動していたが、マネージャーのドンコ(江本純子)と活動方針をめぐってしばしば対立していた。また同じように全力で「愛」に迷子でいる人々、リエ(菅原雪)、スミオ(吉川純広)、K(藤田晃輔)、トモタロウ(美館智範)らが、さらに複雑に、ルミとアキの生活に交錯していくのだった――
尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戶内キネマ」が閉館を迎えた。最終日は、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト興行。そこで映画を観ていた若者3人は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリ…
>>続きを読む終戦直後、アメリカ軍の支配下にあった東京。 瓦礫となった街で生きるためにアメリカ兵相手に体を売る女性たちがいた。 家族や夫の命を奪ったアメリカ軍人を相手にする行為を人びとは蔑み、彼女たちは…
>>続きを読むその島は、至るところに「置屋」が点在する。本土からは日に二度連絡船が出ており、客の往来の足となっている。住民たちはこの閉塞され た島で一生を過ごす。女は客から「外」の話を聞いて思いをはせる…
>>続きを読む俳優であるボブ鈴木と木原勝利。ボブ鈴木は出演作多数のベテランではあるが、苦労を共にした俳優達は売れていき、ふと 50 歳も越えた自分の現在地に疑問を感じる。一方、木原は芝居が評価されている…
>>続きを読む“女たらし”の女演出家・重信ナオコ(早織)は劇団「毛布教」を立ち上げ、旗揚げ公演『過激派オペラ』のオーディションを開催。そんな中出会った一人の女優、岡高春(中村有沙)。春にひと目惚れしたナ…
>>続きを読む新宿駅前で街頭劇を行う唐十郎。青年が紀伊國屋書店に入っていき、万引きで女店員に捕まる。青年は鳥男、女店員はウメ子。一方、酒場で性談義をする大鳥組の俳優たち。新宿の不穏な熱気は混沌と幻想を呑…
>>続きを読む1840年代のパリ。パントマイム役者・バティストは、裸同然の姿で踊る女芸人・ガランスに恋をする。(「第1部 犯罪大通り」)。芝居小屋・フュナンピュールの座長の娘と結婚したバティストは、ガラ…
>>続きを読む宮本守は、本の編集者。小さな出版社「黙示書房」をやっているが、経営は苦しく、事務所をたたむことになる。宮本の友人村岡正夫は作家。代表作『秋の理由』以降、小説を発表していない。精神的な不調か…
>>続きを読む©“渇望”2024