60歳代の作家とその妻、作家の力を信じながら同時にその妻に惹かれる編集者。
「書いてる人間は鉛筆。内側の芯を磨り減らして書く」
「鉛筆になるってことはその鉛筆を使って自分じゃない誰かが書いてるって…
時間や場所、わたしたちをくるみ動き続けていたそれについて語りつくすことは、一生をかけても出来やしないから、そのなかに居るあなたや、そのなかに居たわたしを、しおりのようにはさむことで、逸る心から飛んで…
>>続きを読むす、ストーリーがしっかりある...!!
福間健二監督特集を追ってきた自分からすると驚き。趣里の異物感を許容できるかで評価が分かれる気も。人も自然も芝居をし、ありのままで佇む。死んだように生きる。あ…
いいリズムだった。
人がふつうに歩くより少し遅いくらいの、独特の秋のリズム。舗道をそれて、雑木林にはいっていくと、やや湿り気のある、黒、赤、黄、橙、茶、緑。落ち葉は重なりあって、厚みとなる。
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編集者として秋を迎えた男。もう六十歳くらいだろうか。そして一度は名を馳せながらも書けなくなり、精神的に追い込まれたのか声まで出なくなった初老の作家。編集者はしかし友人でもある作家を信じて再起を辛抱強…
>>続きを読む芝居がかったセリフを言っている。詩も朗読される。伊藤と趣里はよく通る声をしていてそれで芝居っぽさに拍車がかかっている。それでも上映前にかかった「街の上で」の予告よりは見ていられた。私はもうイケてる若…
>>続きを読むキャラが多すぎて散漫。主人公が誰か分からない。趣里が目立つ程、本題から遠ざかり、佐野和宏演じる作家の内面がさっぱり伝わって来ない。何より監督の自意識がうざい。詩?キャラから遊離して全く刺さらない。か…
>>続きを読む映画というよりは、詩の世界。
監督自身が詩人であることもあり、詩の朗読のような台詞回しが多い。
ミュージカルでいう唄うシーンが詩の朗読になった感じ。
たまに台詞のテロップ出る時の間は、そんなにきらい…
『秋の理由』製作委員会