<現実と夢>が溶け合う時間——いま自分が信じるものを見つめなおす、逃避と目醒めの物語 「俺のこと、ここで匿ってくれない?」血まみれで息を切らす男・ショウに声をかけられたタエコ。生気がなく虚ろな瞳の彼女は、部屋に入る彼に「私の最期、綺麗に撮ってください」とお願いする――。何から逃れてきたのか。その願いは本当に望んでいるものなのか。二人は時間を共有するうちに、夢とも現実ともつかない、お互いの感情と記憶が交ざり合う奇異な世界に引き込まれていく。タエコが、ショウが、目を背けてきたものを前に、表情を変えていく。何が本当で嘘なのか、当たり前と思っていたあの安らぎも、この苦しみも。
若くして、海辺の町にある旅館・中島荘を営む中島奈々(福地桃⼦)。中島荘が休業中の 9 ⽉上旬、ひとりの⻘年・藤井俊太郎(岡⼭天⾳)が「どうしても泊めてほしい」と訪ねてくる。彼は⼀年前に愛す…
>>続きを読む幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖父をも失った波(清水尋也)は、祖父のある言葉だけを胸にしまい世界から心を閉ざしていた。 しかし、志村(門下秀太郎)と長岡(田中偉登)と出会い、次第に心を…
>>続きを読む人気若手舞台俳優、片桐(和田琢磨)は主演舞台の稽古に励んでいた。 片桐の所属する劇団員たちは、演出家・佐竹(河合龍之介)に振り落とされるかもしれないという恐怖に怯えながらも、その狂気をは…
>>続きを読む恋人関係であった慧也(足立智充)と佳苗(佐藤蛍)は、7年ぶりに海沿いにあるレストランで再会する。その街はふたりが恋人だった時に訪れた最後の場所であった。慧也は結婚をして妻と娘を持つ家庭を築…
>>続きを読む安藤絢子(アン)は学校に馴染めない、ひとりぼっちの中学生。薄暗い立ち入り禁止の階段が唯一の居場所だった。そんなある日、不思議な商店でもらった魔法の万華鏡を覗くと立入禁止の扉が開き、その先の…
>>続きを読む瑞々しい言葉がちりばめられた、新感覚の友情物語! “ 植物になりたい”奏子は、ある日植物園で航と出会う。やがて航には根っこが生えてきて……ふたりの奇妙な友情は言葉によって築かれる人間…
>>続きを読む©「夢の中」製作委員会