むぅ

シャイニングのむぅのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
4.1
「お客さんですよぉー!!」

扉から少しだけ顔を出して、アルバイトの子が私を呼んだ。
「シャイニング!!」
惜しい。マスクがなければ、もう大爆笑だったはず。

冬の間は閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家がその間を任される管理人としてやってきた。そのホテルでは過去、管理人が家族を惨殺するという事件が起きていたのだが....。

"REDRUM"
もみあげってそんなに尖るか?と思っていた堂本剛と、内臓足りてるのかな?と思うほどに足が長いともさかりえの「金田一少年の事件簿」を思い出してしまった。
確か蝋人形の館とかの話だった気がする。
ここからきていたのか。
それにしても、幼い頃に1回しか観ていないドラマを思い出せるのに、昨日何食べたかはすぐ思い出せないのが本当に嫌だ。

"シャイニング"とは、テレパシーが使えたり、未来を予知出来る特殊能力のことらしい。私には過去も見える時があるように感じられた。2人の"シャイニング"が登場するのだが、もう1人、実はこの人も"シャイニング"なのでは?と疑った人物がいた。
職場にとてつもなく早口な方がいて、忙しい時にふいに話しかけられると、正直何語だったのかさえ分からない時がある(間違いなく日本語一択なのに)。でもアイコンタクトだと、かなりの確率で思っている事が分かるので彼も"シャイニング"なのでは、と思いながら観た。

食わず嫌いはよくない。
怖そう...と思って、後回しにしていたがとても面白かった。
これ当時は画期的だったんだろうなぁ、と思う撮影方法を見つけて嬉しくなったりもした。

ホラーって、脅かす側ももちろん大事だが、脅かされる側も本当に大事なんだな、と思う。
なんとも脅かされる顔に迫力のある妻だった。何なら彼女の"脅かされ顔"が一番怖かった。

時が経っていても、"名作"と言われる作品の凄さ。
観よう観ようと思いながら、後回しにしている作品、どんどんチャレンジしていこうと思った。


日本版でリメイクするのなら、
香川照之で頼む。
むぅ

むぅ