(観たきっかけ)
柚木麻子さんの原作📚が面白くて、また映画「🐠さかなのこ」以来、主役を演じるのんが好きなので鑑賞。

(概要)
1984年から1989年の東京の文壇が舞台。
破天荒で野心あふれる駆け出しの若い作家(のん)の奮闘を描く。

(感想)
映画は原作にほぼ忠実で、原作に劣らず面白かった！(原作者も映画を称賛している。)

大学生の娘と安心して一緒に観れる、元気を貰える、上品なお仕事コメディー映画。

場内では、多くの観客が終始クスクス🤭声を出して笑っていた。


💮(良かったところ)
・のんのコメディエンヌとしての才能・魅力が映画に溢れていること。

・のんの演技が自然なので、主人公(のん)がやっている事は滅茶苦茶なんだけども、いつの間にか気づいたら主人公を応援していた。

・1984年の駆け出しの頃と1989年の主人公を表情、ファッションで大きな違いを演じ分けて表現していることは凄いと思った。

・わざとらしい台詞、オーバーな演技が鼻につかない、逆に違和感なくこの作品にハマっている。

・のんと田中圭、高石あかり以外は初見だったが、文豪(遠藤賢一)をはじめ、演技が上手すぎる。

・文豪の妻👘(若村麻由美)、銀座のママ👘(田中みな実)が上品だったこと。

・文豪の妻👘の若村麻由美、ホテルの支配人の光石研のベテラン俳優が作品の格を高めていること。

・東京神保町近くの本物の「山の上ホテル」🏨を使ってロケしていること。



以下ネタバレ備忘録⚠️🈲




⚠️🈲⚠️🈲
【ネタバレ備忘録】

・各章で最初、🖋万年筆で原稿用紙に書かれた時間の流れと内容

・「もちのろん」

・千疋屋のフルーツサンド🥪

・文豪コール🍾

・担当編集者👔(田中圭)のあの形のスーツも当時とても流行りましたよね。

・白鳥🦢の氷🧊像

・🖋相田大樹→白鳥氷→有森樹李→中島加代子

・あの名曲🎶🎤シーン・・・選曲が古すぎる！

・高校生 有森光来 の方

・🎅サンタと🧑‍🎄トナカイ🎄

・作家一人で書店周りとそこで出会った📚カリスマ書店員(橋本愛)

・高石あかりの破壊力あふれるセリフ、「エロ小説家❗️」・・・このエロ文豪のモデルは、もしかしてあの渡辺淳一か？(個人の推測です。)

・鮫島賞🥇


以上

• #もっと高く評価してほしい映画

文学史上、最も不遇な新人作家の文壇下剋上が始まる！

柚木麻子が上梓した同名小説を、堤幸彦監督、のん主演により映像化したドラマ。
自身の作品を大御所作家に酷評された新人小説家が、逆襲に転じる姿を描く。
原作は未読。
主人公となる新人作家の相田大樹こと中島加代子をのん、大御所作家の東十条宗典を滝藤賢一、大手出版社の編集者・遠藤道雄を田中圭が演じているほか、田中みな実、服部樹咲、高石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美等が登場。
物語は、実在する「山の上ホテル」の説明のナレーションとともに、主人公の加代子がホテルに入室するシーンでスタート、次には1984年というテロップが入り、加代子が東十条への不満をぶちまけていくこことなるのだが、もうここまでの冒頭で、雰囲気は80年代にタイムスリップすることに。
以降、加代子があの手この手で東十条に復讐する様がメインとなるかと思いきや、それは序盤で終わり、以降展開が二転三転としていくため、思いのほか楽しむことができた次第。
何より、その加代子と東十条のやりとりが、台詞や間合いも含めて絶妙な可笑しさを醸し出しており、特に滝藤はもとより、のんがそのコメディエンヌぶりを遺憾無く発揮していたのが印象的。
また、加代子が登場するたびに衣装が変わり、その七変化を楽しめると同時に、ダブルのスーツに花柄のネクタイ、そして会議室でのタバコと、80年代のファッションや文化の再現性も上々。
クルマ好きの視点からすると、前述のように80年代の物語であることから、クルマが映し出されるシーンは殆どない中、唯一バッチリ登場したのが、東十条が呼んだハイヤーであり、それが自動車電話付きのトヨタ・センチュリーであったのに加え、一般道でのシートベルト着用義務化が1992年と、まだ前席でのシートベルト着用すらままならなかった時代において、後席に座る東十条がシートベルトをしていたのは、時代の再現性からするとあり得ないが、今の作品としては好印象で見逃せないポイント。
テンポ良く進む会話劇と、間合いが生み出す絶妙な笑いが心地良く、田中みな実のクラブのママ、光石のホテルマン、そして髙石の気の強い娘と、キャストが皆ハマり役である中、台詞はなく、後ろ姿しか登場しない今野浩喜が印象的であったとともに、今、この主人公を演じることができるのは、のんしかいないのではと思う一作。

くりびつてんぎょうだ。

※さて、今年の映画鑑賞及び投稿は、本作品で最後です。
今年の鑑賞本数を振り返ってカウントしたところ、271本鑑賞（前年比▲32本）、うち劇場鑑賞が185本（前年比▲23本）と2023年と比較すると微減でした。
（内訳は備忘録として下記に記載してありますがスルーしてください）
皆様が、良い作品に出会えることを願いつつ、来年もよろしくお願いします！

・自宅鑑賞
　Amazon Prime Video 50 本
　Netflix 18本
　地上波放送 12本
　BS放送 6本

・劇場鑑賞
　ユナイテッド・シネマ岡崎 38本
　イオンシネマ岡崎 32本
　ユナイテッド・シネマ阿久比 27本
　MOVIX三好 27本
　TOHOシネマズ東浦 16本
　イオンシネマ常滑 16本
　刈谷日劇 12本
　シネマワールド安城 9本
　ユナイテッド・シネマ豊橋18 5本
　イオンシネマ大高 3本

"あの男尊女卑のクソじじぃめぇぇぇ…"

輝かしい未来が待ち受けるはずだった…たった一人のじじぃの書評一本でドン底となった新人作家中島加代子…文豪気分を味わう為にやってきた“山の上ホテル"のスイートに、憎っくき東十条宗典が泊まっていることを知り、ある行動に出ると…

昭和？…という感じが全編に漂うドタバタコメディー…のんがうるさいと言えばうるさいんだけど、そこがまたのんらしくて何だか笑っちゃう…

箸の持ち方がなんとものんらしい…

でも改めて見ると…のん、綺麗になったなぁ〜

相手役の遠藤賢一と田中圭が、のんの傍若無人ぶりを上手に活かした演技を見せていて、物語のハチャメチャさを面白さに変えているように感じます。

意外とちょい役出演の俳優陣もしっかり芸達者でな方ばかりで、余り宣伝されていない作品ではありますが、何も考えずに笑えて年末年始にピッタリな作品としてオススメな一本なのです。

最後に続編と思われる作品の予告があり…えっ続くのコレっ？…というサプライズ…次も観ないと…