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generAIdoscope:ジェネレイドスコープの作品紹介

generAIdoscope:ジェネレイドスコープのあらすじ

『モンキーズ・オデッセイ』 大航海時代、ある船乗りが猿たちの住む無人島に漂着する。猿たちは船乗りの積み荷の本に興味を抱き、読み始めた。驚異的な賢さで本の知識を吸収した猿たちは、やがて道具を作り、布の服を着るようになり、そして鉄器の製造に成功する。船乗りは無人島から脱出するために、猿たちを利用することにした。 『AZUSA』 どうすれば夢で会った大切な人とまた巡りあえるのか? 石塚梓は空想癖のある風変わりの女の子。ある日、カフェでデザイナーの女性と出会う楽しい夢を見る。しかし、夢の世界で出会ったデザイナーは現実世界では母で、すでに亡くなっていた。現実でもまた母と再会し、夢を叶えるために少女が 2 つの世界を行き来する。 『グランマレビト』 遠い未来の架空の島国。「自錬機械」と呼ばれる自動進化ロボットたちと、その暴走を制圧する超能力者たちが織り成す物語。主人公・老女レビトの葛藤と決断が街の未来を変えていく。進化を続ける機械と、理想を求める人間が共存する街で、レビトの選択はどこに辿り着くのかー。

generAIdoscope:ジェネレイドスコープの監督

安達寛高

曽根剛

山口ヒロキ

『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』に投稿された感想・評価

1.0
これ映画として許されていいの?
予告見たけど、これを映画として許していいはずがない
映画、映像作品全てへの冒涜

海外じゃAI利用で訴えられたりしてるのに

AI動画って元々ある著作物を食わせて動画を作らせてるようなもんだから、ただの盗作でしかないんだよな
劇中の映像や音楽等を全てAIによって生成した、新時代の短編オムニバス。個人的に生成AIには関心があり自分でも使用しているほか、それを取り巻く法規制やストライキ等の状況も興味深く追っている。2023年公開の「死が美しいなんて誰が言った」は見逃しているため、生成AIを全面に打ち出した映画は初鑑賞。

「グランマレビト」
暴走する自立進化ロボットと戦う魔術師たちの姿を描く、山口ヒロキ監督によるスチームパンクアクション。3本の中では最も新しく完成した作品のようで、スチームパンク特有の複雑な機械構造や近未来都市の表現など、ジャンルの魅力はしっかり表現されている。CGアニメっぽい感じだが、一目でAIだなと分かるような質感ではあった。
機械の変形など複雑な動作はどうしても溶け合うような映像になるのだが、それを「暴走進化」という独自の設定に組み込んだり、老女と暴走機械の近接魔術戦闘はモヤのかかったような映像がむしろスピード感を生み出していたりと、AI特有の違和感を独特な魅力に落とし込んでいたと思う。
ただ、冒頭の二段長文テロップが連続する世界観説明(造語も多くて全く頭に入らない)や、老女とマッチョの会話の違和感(まだ戦闘も始まってなかったのに、「あいつにはいつも助けられるわ...」みたいな謎すぎる会話)など、普通の映画でもそれはやらねーだろという点が多くて気になる。

「AZUSA」
亡くなった母と夢の中で再会する少女を描いた、曽根剛監督によるミュージカルアニメ。3本の中では最初に作られた作品とのこと。
観る前はCGよりもアニメの方が“AIっぽさ”が抑えられるのではないかと思っていたが、実際には違和感が強い。基本的に絵はよく見るAI絵のタッチ、いわゆる“マスピ顔”と呼ばれるものに近いが、それと同一シーン内でカットを変えると明確に絵柄の違う人物が現れたりと、かなり不安定。意図的というよりもAIの技術的な問題によるものらしく、あえてそれを生かす方向で夢や空想の設定に振り切ったのは正解だと思うし、実際ミュージカルシーンなんかはAIの溶けて消えていく背景が独特の味を出していた。
タイトルが出る冒頭の数秒間は、最新のAIで作り直したらどうなるか?というデモ映像だったらしい。確かに本編に比べたら圧倒的にクオリティは高かったが、今度はモロにCGに近い質感になっていた。本来はCGとアニメの入り混じった質感を目指していたようで、実現できたら面白くなっただろうなとは思う。

「モンキーズ・オデッセイ」
無人島のサルたちが島に漂流した男と出会い知恵を授かっていく姿を描いた、安達寛高監督によるネイチャーファンタジー。
これは凄すぎる。まず前提としてこれまでの2作と違うのが、“AIによって作られた”という周辺情報を抜きにしてもシンプルに短編作品として面白いこと。「2001年宇宙の旅」の冒頭を40分弱展開するような物語なのだが、サルの群れが本を読み、文字を書き、武器を作り、服を着て化粧をし...という社会性を身に付けていく流れ自体に面白さがある。
映像のクオリティも凄まじく、もちろんAIだという前提で観ていればAIだとは分かるのだが、前提知識がなければ判別が難しいだろうというカットもあった。特に自然風景の描写なんかは、正直もう判別不可能なレベルに達していると思う。サルや人間は比較的AIっぽさは残っていたものの、男が海辺でリンゴを囓るシーンなんか全く違和感なく、オーランド・ブルームの主演作かと思った。また、水中に潜むタコの怪物はシンプルに恐ろしく、生成AI(特にmidjourney系だろう)の強みが発揮されている。
題材から予想できる通り群れの中で暴力が行われていくのだが、ライトとはいえ流血や死体描写も生成できているのは驚いた。やはり規制の影響で普通のプロンプトでは生成できず、赤いペンキや死んだふりなどの表現を駆使して生成させているとのこと。
ややナレーション過多なのではないか?と感じる瞬間はあるものの、カメラアングルやライティングも完全に映画のそれで、てっきりベテランなんだろうと思って監督名を調べたところ、作家の乙一だったらしく仰天した。

3本とも良さはあったものの、1,2本目と3本目で明確に目指している路線が違うと思う。
1,2本目は、AI生成映像特有のゆらぎや違和感を積極的に取り入れ、人間の発想ではなかなか生み出されない表現を目指していると思う。例えば、画像生成AIブーム初期の「素手でラーメンを食べる樋口円香」「ケーキ化」あたりが近い(「ゲーミングチンポ華道部」は作り手のアイデアが入りすぎているのでまたちょっと違う)。
それに対して3本目は、すごく悪い言い方をすればAIである必要性が全くないというか、金さえかければCGで同じ映像は作れる。それはつまり極めて実用的で、表現したいものはあるが予算的にどうしても難しい、という数多のクリエイター達を救うものになるし、これがさらに進化して手軽になれば“一億総映画監督時代”が始まるといっても全く過言ではないと思う。

法整備の問題や風当たりの強さ、AIというだけで生じる嫌悪感など現段階で業界全体がすぐ取り入れられるものではないが、間違いなくAIは今後のコンテンツ界に多大な影響を及ぼすだろうし、その先駆けとなる本作も極めて観る価値の高い1本だと思う。アップリンク吉祥寺の単館上映だが、チャンスがある人はお見逃しなく。
3.5
AI映像の最前線が知れてよかった。
一見の価値あり。