ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した古代エジプトが舞台のオペラである。ファラオ時代のエジプトとエチオピアの戦争期において、引裂かれた男女の悲恋を描く。世界で最も人気の高いオペラの一つである。ちなみに、エルトン・ジョン作曲でミュージカル版も製作されているほど人気が高い。

当時大国だったエジプトとエチオピアという国家の存亡という時代背景を背景に、壮大かつ重厚なストーリーと舞台美術、音楽が観客を魅了する。脚本は手が込んでおり、エジプトの遺跡発掘の中で見つかった短剣を発端に、その短剣が使用された時代にタイムスリップしてストーリーが進み、発掘のシーンも挿入され、２つの時代が交錯する。始終、祖国愛と、最愛の人との間に揺れ動き、引き裂かれるエチオピアの王女アイーダが気の毒でならない。悲劇的なラストは涙を誘う。オペラ史に燦然と輝く伝説的な作品だ。

すごかった。

初めてオペラを観て、その迫力に驚いた。

高校生の時から観たいと思ってた作品を、映画館で観れたのは幸せすぎた。

いつか生で観てみたい。

2025.3.12 東劇