久しぶりにJAIHOに加入しました。1本目は韓国の新人監督作品。小説が原作らしいんですけど、地味ながらしっかりじわじわサスペンスでクライマックスを決めるエンタメ作品に仕上がってると思います。

いわゆるシスターフッド的な復しゅう物です。デフォルメされた閉鎖的な村で無作法で横柄に振る舞うのは男たちだけでなくおばちゃんたちも無神経かつ身勝手に振る舞うキャラが複数人登場する。そんな中でか弱い女子がいかに生きていくかというと、ただ戦うしかない。何かしらの不完全な社会の縮図のような村というふうにも見て取れます。

あと、いろいろ説明しないでどんどん展開していくのが小気味よくてこの映画の世界観に自然と引き込まれていきました。まあ、よくあるようなエピソードを借りてきてたような感じもあるんだけど、わからなくても適当に想像しながら観てれば、だいたいそれは当たってるんじゃないかな😌　

ラストのまとめ方がちょっと迷ってるような感じがしないでもなかったんだけど、それ以外は何もストレスなく観ていられました。いや、内容はヒドい村の状況が描かれたりはするんだけど、映画としては何も問題なく及第点レベルのおもしろさでした😊

夫の暴力から逃れ、故郷の静かな村へ戻ったジョンイン。 しかし、そこには孤独と村人たちの冷たい視線が待っていた。特に男たちの執拗なセクハラは、ジョンインを追い詰めていく。そんな中、隣に引っ越してきた都会的で気丈なヘジョンとの出会いが、彼女の心の支えに。しかし、祖母からの思わぬ遺産が発見されたことで、村人たちの欲望がむき出しになり、ジョンインは再び危険にさらされ…というお話。


これは俺の中で賛否が拮抗した

自分を侵害してくる逃れ難い、形の無い恐怖に対する抵抗を描く、シスターフッド的要素はとても良かったと思う

しかしその一方で村人の描き方とか、男の描き方がストローマン的に感じたことや抵抗の中で殺害をよしとするのは違うんじゃないかと、そこにポストフェミニズム精神を見てげんなり
ジョンインが偽物の銃を取ったところで彼女は『そちら側』にはいかないと安心したのですが、、、

爽やかなビーデビル