㊗️宮古島チャリティー国際映画祭「監督賞」受賞‼️

『49日の真実』　中前勇児監督作品

よくこんな誰もいない三年坂撮れたね！
わ〜、よくこんな空いてる渡月橋、撮れたな〜！　インバウンドで人口過剰な現在の京都で、冒頭の京都の景色にまずはびっくり！

友人の四十九日に集まった男女８人。だが誰がその招待状を送ったのかはわからない。

自殺と思われていたのだが、死因は本当に自殺だったのか？

女子同士のライトな噂話から、次第にミステリーっぽい雰囲気に変わっていき、知らなかったその友人の一面が見えてくる度に、死の真相に近づいていく。

謎の招待状で集められるところは『そして誰もいなくなった』とか『十角館の殺人』系の入口。

ほとんどがリビングルーム一室で繰り広げられる会話劇だが、台本27ページ分にも及ぶワンカット撮影！　しかもその間に時系列まで行ったり来たりするという変態的脚本にびっくり！

招待状は誰が送ったのか？

ノートには何が書いてあったのか？

そして友人の死の真相は？

ミステリーではあるが、ユーモアもいっぱい。京都を舞台にしたミステリー。

『49日の真実』は7月18日(金)公開です。

＊ネタバレの突っ込みはコメント欄で

49日【】

※舞台挨拶

キーになる出演者の一人が監督に、もう少し動機が語られる方が良いんじゃないかと思うという発言をしていて、そしたら監督が、そんなことやってたら2時間ドラマは成立しないと笑って言っていた。

自虐なのか本音なのか分からないが、映画を観ている多くの人の感想じゃないかと思う。

終盤にスピード感が増すのにごまかされそうになるが、上段に書いたことが全てのような気がする作品だ。

とりあえずおっぱいちゃんと田辺桃子ちゃん(と冨手麻妙)が笑顔で東本願寺前を走る姿が癒し過ぎたんで良し！だぁー！

友達が自殺して49日……彼女の部屋に友人達を集めて彼女が亡くなった理由を暴いてやるってばよ！って話

うむ、雑すぎるシナリオに、消去法で当てれる犯人探し、一部のおふざけキャスト、プレミアムモル○、等など……ツッコミどころの数々に、物語の最中はなんじゃこれ？なるものの、更に重なる胸糞展開に苛立ちもあるものの、観終わった後は妙に爽やかな余韻の残る作品で、これがおっぱいちゃんと田辺桃子ちゃんの浄化作用やぁ！とバンザイしたね

そうね、とにかくオープニングから京都の有名な観光地撮っておきたいだけのシーンの連続に痺れるのよ！おっぱいちゃん、おっぱいちゃん、徒歩？その距離徒歩なの？どこに向かっているの？なること必至！
そして、いざメイン舞台である亡くなった友人の住んでいたシェアハウスに場が移ると、またそこからへっぽこ過ぎる描写の数々、とにかく49日に集まった人達が飲むように缶ビールが用意されているんやが……な、なにぃ？ビールを冷やさないやとぉ？確かにビールを冷やして飲む国は珍しいとはきくが、舞台は日本！しかもラガービール！冷やしておくことは必須なはず、な、なにぃ？常温のまま飲んで……ぷはぁ！やとぉ？どうかしてるぜぇ……そのうえよりにもよって銘柄はサ○トリーさんのプレミア○モルツ！不味いビールを最悪の状態で飲む謎展開に、す、すでに何かが始まっているのか？何かの罠なのか？アタフタしましたよ？(あ、個人の見解なのでお気になさらず、とにかくプ○モルはリニューアルを重ねる度に不味くなる気がする)

ただ、そこに一番のツッコミどころを持ってきたお陰で、その後次々と重ねられる不自然台詞や、そんな馬鹿な展開も、まぁぬるいプレ○ルに比べればねぇ、と優しく観れるんは見事！
ただ、あまりに普通の会話では有り得ないような言葉遣いや、珍妙な駆け引きや行動が多く、それが脚本がポンコツなのか、それともストーリー上の仕掛けとして意図しての事なのか、がわかりづらかったのは頂けなかったですね
あなたが犯人の理由はこれよ！言われても……あぁそこの違和感は雑な脚本のせいかと思った……なったね

キャストはメインは全員悪くなかったですよ、何度も言うように脚本があれなんで、何言ってんだこいつ？なる瞬間は多々ありましたが、演技面は良かったです
マシンボーイが愛してやまないおっぱいちゃんや田辺桃子ちゃんが探偵役過ぎて全然怪しくなく見せ場が少なくなっていたんは残念やったが、仮面ライダー鎧武も頑張っていたし、高田里穂に関しては金髪ビッチ役が素晴らしくて過去一の名演で、おっぱいちゃんをさしおいて君こそが本作のおっぱいさんだ！なったね
あ〜唯一田辺桃子ちゃんの元カレ役の人は……どっかで見たことある人やけど、なんか浮いて見えたなぁ、口調かなぁ

うん、まぁ悪いとこの方が多いくらいやし、ポンコツ映画慣れしてない方が観ると、あれあれ？なるんは間違い無いが、観終わった後は謎に満足感ある珍作で良かったです、これでサッポロかキリンならもっと自信をもって勧められたんやけどなぁ！