私は幸福の科学の信者ではないが、映画をPRに使う手法はいいと思う。
統一協会に解散命令が出て宗教団体はどこも厳しくなってるはずだし、大川隆法が2023年3月に亡くなったけど、映画は続けるようで。
千眼美子(もと清水富美加)の『心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-』とか、たまに面白い作品はあるので、期待している。

今回はアニメ。四国お遍路を結願し、ブッダガヤやカトマンズに行き、エベレストの遊覧飛行もした私は、シャンバラに惹かれた。『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』って作品もあるし。
世界じゅうの神々が集まるシーンで、偶像崇拝を禁じるイスラム教の神はいなかったと思う。いいのかな。戦争ばっかりやってるイスラムは、いなくていいけど。

久しぶりの幸福の科学アニメ映画がやってきました。

劇場は「ミッションインポッシブル　ファイナルレコニング」の先行上映よりもうまっており熱心な信……ファンの皆様でいっぱいでしたね。

ハッピーサイエンス映画は大きく分けて昭和特撮的退魔師路線、クッソつまらん青春路線、90年代OVA的オカルトアニメ路線がありますが今作は久しぶりのアニメで嬉しい限りです。

監督は安定の今掛勇、この独特のOVA感がクセになります。

僕も含めてハッピーサイエンス映画ウォッチャーの皆さんが楽しみにしている大川隆法作詞のあの挿入歌の数々も健在です。

隠喩とか直喩なんて何それ？という感じの見たまんま思ったまんまの歌詞が紡がれていく逆にアヴァンギャルドな歌の数々にニヤニヤが止まりません。

霊界からガンガン作詞した歌詞を誰かの口を借りて伝えているんですかね。

ストーリーは「大霊界」と徳島の観光案内と「千と千尋の神隠し」をミックスしたみたいな感じです。
何を言っているかわからないと思いますが観ているこっちも訳はわかりません。
幸福の科学の教えよりも徳島の観光案内の方が比率が大きいです。

今作の主人公である15歳の竜介の異常な純粋さとポジティブさと行動力の凄さが恐ろしすぎます。

今作のラスト、世界中の神々が地球神であるエル・カンターレの戴冠を祝い臣下の様にやってくるシーンはじっくりとみたら色々とダメな世界中の神様や預言者の皆さんがアッセンブルしていましたね。

この色々アウトなシーンを見て「伝えたい！みんなにこの素晴らしい真実を伝えたい！」とガンギマリの眼でこちらを見つめて来る竜介くんの危険なポジティブさにハラハラしました。

幸福の科学の信者ではありません。

わんこをしばきまくる話し。
実写でやったら絶対"動物には危害を与えていません"なんてエンドロールに出るやつ。
まあわんこと言っても地獄の亡者が犬の姿で現れたものなので、動物では無いけど。

登山部の竜介は中学生最後の夏休みを、登山合宿の予定をたてていたのだが、他の部員が全員家族旅行などで不参加になってしまう。
1人で登山する訳にはいかないので親戚の居る徳島に遊びにいく事にする。
勿論徳島の山が目当てなのだが、いとこの知美に案内されて穴吹川に行った時に2人とも溺れてしまい…、って話し。

中3の夏休みに合宿とか、そら断られるやろ。
受験勉強しろよw
主人公の竜介の家、リビングダイニングが20畳以上有りそうな豪邸で、アップライトだけどピアノまで置いてある。
なのに夫婦共稼ぎで息子に冷蔵庫のおかずを勝手に食べとけと言う。
お金持ちなの？貧乏なの？どっちよw
いとこの知美は墓地の前で泣いてる女の子がスッと消えるのを見て「あれ？」って反応薄っす。
オバケ見たらもっと驚いてw
その他書ききれないくらいツッコミどころだらけ。
ストーリーは溺死した竜介と知美が、地獄や桃源郷、シャンバラを見て神の存在に気付き、悟りを開く事の大切さを知る話し。
実写の幸福の科学の映画だと、もっと直接的に幸福の科学の重要性を説いてくるの多いけど、これは神様の大切さを語るくらいでした。
と言っても聞いたこともない地球の最高神とか出て来たり、幸福の科学独特の考え方がベースにはなっていますが。
出家して名前まで変えたのに、何故か最近干されてる千眼美子さんは、今回も出て来ませんでした。




＊＊＊＊＊＊＊＊＊鑑賞記録＊＊＊＊＊＊＊＊＊
鑑賞日：2025年5月23日
鑑賞回：8:40〜10:50
劇場名：MOVIX京都
座席情報：ｼｱﾀｰ⑪ J-3
上映方式：2D
レーティング：G
上映時間：119分
備考：会員60P無料鑑賞ｸｰﾎﾟﾝ
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