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イート・ザ・ナイト
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イート・ザ・ナイトの作品紹介

イート・ザ・ナイトのあらすじ

パブロとアポの兄妹は長年に渡りオンラインゲームのダークヌーンにハマってきたが、突然のサービス終了の知らせに衝撃を受ける。アポが自身のアバターとの別れを惜しむ一方で、現実世界でヤクの取引に携わるパブロは新しい相棒との関係を深め、敵対グループといがみ合う。スリラーとロマンス、リアルとバーチャルが巧みに交錯するエモーショナルな青春映画。ベルリン映画祭で初短編が最高賞を受賞したコンビ監督による2本目の長編作品。

原題
Eat the Night
製作年
2024年
製作国
フランス
上映時間
106分
ジャンル
恋愛青春クライムスリラー

『イート・ザ・ナイト』に投稿された感想・評価

Omizu
4.2
【第77回カンヌ映画祭 監督週間出品】
キャロリーヌ・ポギ&ジョナサン・ヴィネル監督の長編二作目。カンヌ映画祭監督週間に出品されたクライムドラマ。

傑作!もちろん至らないところは見受けられるのだが、現実とゲームの世界をシームレスに繋いだストーリーテリングが見事。映像的魅力もあり非常に好みの作品だった。

やりこんだゲームがサ終することになった兄妹の運命を描いたクライムドラマ。まず兄妹を演じた役者さんが非常に自然で魅力的だった。特に兄の顔がいい。

現実とゲーム、同性愛、麻薬といった現代の若者の行く末を描いた寓話のようにも感じられる。

テンポの早い展開、二つの世界を並行して語っていくストーリーテリング、自然な役者の演技、全てが高水準にある。ある種の悲劇なのだが、同時に愛の物語でもある。

世界観がすごく好みだった。何気に今年ベストに入るかもしれない。それくらい気に入った作品になった。破滅的な愛を描いた新時代の若者映画と言えるだろう。傑作。
2.5
【ネトゲのサ終まであと僅かってマ!?】
ゲームを通じて映画を語る新鋭キャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ヴィネルの新作はネトゲがテーマとなっている。『ニッツ・アイランド』の監督に質問した時にも感じたことだが、フランスにおけるゲーマー像は暗い、とにかく暗い。本作もまた、非常に暗い内容であった。

兄妹でネトゲ「ダークヌーン」にハマっているのだが、ある日、突如「このゲームはサービスを終了します」とメッセージが出る。剣と魔法の世界に現実逃避していた自分の心の拠り所をどこに置けばよいのかと迷う中、現実ではパブロはナイトという男に恋心を抱き、さらにはギャングの抗争に巻き込まれてしまう。

『Best Secret Place』と比べると、映画の軸がゲーム/同性愛もの/ギャングモノと複数のレイヤーを行き来する複雑な内容となっているのだが、フレームを使いこなせているようには思えず空中分解してしまったように思える。

しかしながら、ゲームに対する情熱は他の映画監督に比べると非常に高いため、サ終当日に、仲間たちがプラットホームに集結し、時が来るのを見守る感傷的な場面の再現がよくできているなと感じた。イマイチあたりがない監督ではあるのだが、異端児として見守りたいコンビである。
Rin
-
アポが迎えるアポカリプス──ヒュートラ渋谷カンヌ監督週間特集より。兄妹のパブロとアポリーヌ(愛称はアポ)はダークヌーンというオンラインゲームに何年もハマっているが、ある日突然サ終予告が発表されてしまう。ドラッグを売って小遣い稼ぎをするパブロが地元の悪グループに目をつけられてどうなっちゃうのスリルとダークヌーンがサービス終了しちゃうまであとこんだけ秒読みの無関係なふたつが組み合わさってなんとなくラスト・ミニッツ・レスキューぽいドキドキを生み出していく。

ゲームのアバターに現実の人物描写を代弁させる表現は初めてお目にかかった。ブラコンの妹・兄・兄の彼ピの三角関係も初めてお目にかかった。オンラインゲームは感情表現、コミュニケーション、肉体の造形、建造物と自然風景、それに音楽まで、現実世界を構成するおおよそ全ての事物が揃っているけど、皮膚感覚だけはない。それゆえに映画内の現実世界で描かれる肉体の喪失の絶望が際立ち、それゆえに映画内の現実世界ではドラッグとセックスと暴力が幅を利かせ、3人はバイクで風を切って疾走する。筋は通ってるし普通に面白かったしのどごし良かったけど、1ヶ月後には忘れてそうな映画かも。

本特集、『これが私の人生』『グッド・ワン』に本作と3作品目の鑑賞で、全部良い。カンヌ監督週間のレベルの高さを実感してる。FILMeXで鑑賞済みの『白衣蒼狗』はタイプじゃなかったんだけどね。