◆あらすじ◆
1998年、ブラジル・サンパウロでフランシスコはローラースケートを楽しみながらバイク便で働く生活を送っていたが、その裏では若い女性を誘い込んでは殺害して己の欲求を満たす連続殺人鬼だった。若き記者のエレーナは特ダネを得るべく、公園内で女性が殺害された事件を追いかけ始め、それはフランシスコが起こした殺人事件の断片であった。エレーナは次第にフランシスコへの追及を強めていく。

◆感想◆
ブラジルで実際にあった事件を映画化したものであり、連続殺人鬼の日常の姿とその狂気、そして殺人鬼を追い詰める若き記者の執念を描いた作品となっていました。

フランシスコ（シルベロ・ペレイラ）は勤勉なバイク便の店員として雇い主に気に入られている裏では、若い女性を狙って殺害をする連続殺人鬼であり、常に若い女性への殺人の衝動に駆られている人物であり、平常時から突然、殺人鬼へとスイッチが入る姿がとても怖く思いました。

一方、記者のエレーナ（ジョヴァンナ・グリージョ）は新聞記者として記事を載せてもらえず、早く一人前になりたい気持ちが強く表れていて、職場の先輩の情報を盗んで今回の殺人鬼の事件を取材し、遂に記事が一面を飾るようになります。彼女はかなり強引な部分があってその部分で感情移入しにくい人物でしたが、彼女はその記事をきっかけにフランシスコを追うようになります。ストーリーが進むにつれて、エレーナの中で記者として大きくなりたいという気持ちからフランシスコを許せないという気持ちへと変化していった様子がしっかりと描かれていて、心に伝わってくるものがありました。

ラストにある事実が文で表示されるのですが、この部分が一番怖かったです。ブラジルやばいです。

事実をもとにしたリアリティからストーリーの説得力が高く、それでいて記者が事件を追うことで心情を変えていく姿はドラマとしても見ごたえがありました。なかなか面白かったです。

鑑賞日：2025年2月4日
鑑賞方法：Amazon Prime Video

ローラースケートが上手く、バイク便で働くフランシスコ。若い女性に声を掛け森で乱暴し殺害する連続殺人鬼。
実在の人物で今も刑務所にいる。

女性をターゲットにした殺人鬼といえばテッド・バンディを思い出す。
映画の中でも名前が出ていた。

めちゃくちゃ悪いやつなのに俳優のせいか小物感が半端なかった。
というか正直、顔が気持ち悪かった。
特に目が気持ち悪い。。

実物の画像を見てみたけどやっぱり気持ち悪かった。。

なんでこんな男について行ってしまったんだろう。

警察も酷い。ジャーナリストの女性が暴いていかなかったらコイツは捕まってなかったんじゃないかと。

285年の刑期の長さだったけど、ブラジルは30年以上はないらしく2028年にコイツは出所するかもという事。

ありえない話だ。

実話犯罪物。

ブラジルの連続殺人犯フランシスコ・アシス・ペレイラの犯行と、上司に認めてもらえず野心と闘志に燃えてる新聞社の女性記者が、事件に関心を抱き、フランシスコを追い続けてゆく内容。
パークマニアックは犯人が犯行を重ねてた公園にちなんだネーミング。

うーん……内容は冗長ですね……。
起伏が無く、視点が定まらない。

新聞社の女性記者が事件解決（犯人特定）の功労者なんですが、男性社会（新聞社）で実力を認めさせるていくフェミニズム要素と、この犯人があと数年で釈放される可能性があるため、社会への警告？の意味もあるのかも。ドキュメンタリーシリーズも制作され公開されているので国民への喚起も含まれていそうな気が。

11人殺害＋強姦傷害多数で268年の懲役刑を宣告されたペレイラですが、ブラジルの法律では刑期が30年だそうで、2028年に釈放されるかもという話。
裁判で精神病質（サイコパス）と診断されたそうですが、服役中に治療等々受けておらず。ブラジルは死刑制度を廃止、終身刑無しの社会なので……社会復帰と人権尊重の考えって時々恐ろしい矛盾を産むと感じてますが……うーん。

ブラジルはラテンアメリカ諸国で汚職が断トツで警察の能力も低く治安悪化の歯止めが掛からない状態だそう。

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