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ブラックフォン 2
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ブラックフォン 2の作品紹介

ブラックフォン 2のあらすじ

今もあの地下室のトラウマに苦しむ17歳になったフィニーと、意志の強い少女へと成長した15歳になった妹のグウェン。 夜な夜な3人の子どもが殺される悪夢を見るグウェンの説得で、現場となったウィンターキャンプの地へ向かった彼らが突き止めたのは、グラバーと自分たちの家族を結びつける、あまりにもおぞましい真実だった。死してより強力になった最恐のサイコキラーに、フィニーとグウェンの兄妹はどのようにたち向かうのか──。

ブラックフォン 2の監督

スコット・デリクソン

原題
The Black Phone 2
公式サイト
https://www.universalpictures.jp/micro/blackphone2
製作年
2025年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
114分
ジャンル
ホラー
配給会社
東宝東和

『ブラックフォン 2』に投稿された感想・評価

Yuuki
4.8
連続殺人鬼グラバーに誘拐されるも、監禁場所に設置されていた黒い電話から通じた犠牲者からの熱い助言で危機を脱したフィンは17歳になり、やや荒れていた。予知夢でフィンの居場所を特定したグウェンは、閉鎖されたユースキャンプに導かれ、そこで無惨に殺され行方不明となった3人の少年の過去を夢で見る。そして黒い電話から、死んだはずの奴の声が…。フィンとグウェンの運命やいかに…な話

映画を愛し、映画に愛されてるので試写にて。誘拐殺人のスリラーかと思いきや少年同士の熱い友情が泣ける「ブラック・フォン」の続編。えっ!?1の時点でけっこう完成されてません!?これ以上どう話作りますのん!?蛇足になりまへん!?私の目はごまかせませんよぉ…?さあて、お手並み拝見…だったのですが、おもしれ〜!!!!おいおい!マジかよ!!おもしろっっ!!!でした。私はかなり評価が甘いので気に食わない人もいるかもしれませんが(そんな人いたら可哀想過ぎ)、見ていて気持ちの良い続編だな〜と思った次第です

よくよく考えると「予知夢を見る妹」に始まり、前作の時点であまり言及が無かったアレやコレやなど、そういえばまだまだ描ける要素あったな〜ってところを上手くさらいつつ、決してヒットしたから急いで作った的な蛇足感は感じさせずに前作を引っ張って二人の兄妹にのしかかるトラウマや因縁なども絡めて新たなストーリーを仕立て上げたスコット・デリクソン監督の手腕はかなりお見事…。VHS画質になると「夢に入った!」という映像上の見せ方も巧く、まさに夢中になってしまいました。これは面白いです!見ましょうね。敬具
試写

おもろかった
レビュー記事全文はこちら↓
https://cula.jp/2025/10/27/black-phone-2-review/

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製作陣が子役たちの実際の成長を待って本作を撮影したという判断は、見事に功を奏している。時の経過とキャラクターの変化を同じキャストが体現することで、続編としての説得力が格段に増した。

17歳になったフィニーは、前作のトラウマから抜け出せないまま、大麻と喧嘩に溺れる荒んだ日々を過ごしている。メイソン・テムズは、その痛々しいまでの悲しみと怒りを繊細な演技で表現し、周囲との関わりの中で少しずつ変わっていく姿を説得力を持って演じている。

一方、15歳になったグウェンは、そんな兄を支えようとする強さを見せながらも、自らの予知能力・霊視能力ゆえに予期せぬ試練へと引きずり込まれていく。14歳から17歳へと成長したマデリーン・マックグロウからは、もはや前作のあどけなさは消え去り、意志の強い少女としての存在感が画面を支配している。

また、前作から大きく変わったのは、ふたりの父親であるテレンス。妻の死を境に酒に溺れ、子供たちに暴力を振るっていた問題だらけの父親像から一転、本作では過去の自分を反省し、まだ完全には信頼を取り戻せない中で、それでも自身の弱さと真摯に向き合おうとする父親を演じている。この変化は本作において極めて印象深く、ジェレミー・デイヴィスはその複雑な心情の変遷を見事に体現してみせた。

さらに注目すべきは、ミゲル・モラの続投である。前作で命を落としたロビンに代わり、本作では彼の弟アーネストという新たな役どころを担当。同一シリーズ内で性格の異なる兄弟をそれぞれ演じ分けることで、モラは自身の演技の幅を存分に証明することに成功している。

もちろん、本作の魅力を根底から支えているのは、グラバーという唯一無二のヴィランを演じるイーサン・ホークの怪演に他ならない。前作とは異なり、より超常的な存在として物語全体に暗い影を落とす彼の神出鬼没ぶりは圧倒的で、登場人物たちは一瞬たりとも気を抜くことができない緊張感と恐怖に晒され続ける。前作とは趣を変えた、凍りついたようなマスクのデザインも本作のコンセプトと見事に呼応しており、地獄の冷気を運んでくるかのような、背筋を凍らせる戦慄が画面から伝わってくる。

“子どもに対する残虐な暴力”という、ホラー映画においてすら作品によってはタブー視されるテーマに躊躇なく踏み込み、その残虐性を容赦なく描き切るのが本シリーズの真骨頂であり、最大のインパクトでもある。続編においてもその「容赦なさ」は健在。だからこそ観客は深い不快感を覚え、同時にグラバーの邪悪性がより際立つのだ。グロテスクな描写も手加減なく提示され、観る者を徹底的に不快にさせることに成功している。そして徐々に明らかになっていくキャンプ場に潜む闇の深さには、身体の芯からゾクゾクとした戦慄を覚えた。

前作も十分に魅力的でスリリングな作品だったが、本作を観た今、この2作目をもって初めて物語が真に完成したのだと実感する。前作では明かされなかったグラバーと主人公一家を結ぶ因縁、両親の身に起きた過去の出来事、そして前作の事件によって大きく変わってしまった兄妹が直面する試練と成長——これらすべてが描かれることで、物語は見事に完結し、深い納得感をもたらしてくれる。本作を観ることで前作をもう一度観たくなる、そんな欲求を掻き立てる続編こそ、ファンが真に求めているものではないだろうか。

本作で明かされる過去を知ってから前作を観返し、そしてまた前作を経た後の本作へと戻ってくる——この2作目の完成によって、『ブラックフォン』は何度も往復したくなる、中毒性の高いシリーズへと昇華を遂げた。

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観た回数:1回