ループものです。13日以内に脱出しなければ自身が怪物になる簡単なシステム。プレイステーションプロダクションなんてあんの？！て思ったら同名ゲームがすでにあるらしい。
妹を探す！！という使命感のもと主人公がその他の友人の人命もほぼ強制的に巻き添え。。

恐怖を感じるものがどうやら形を成して出てくるらしい点などはITみもあるが、ループもので毎回仕掛けが違うのはかなり良かった。
途中殺戮シーンがアクロバットテイストすぎて場内笑いが起きてた。

ロジックは不明瞭という無茶苦茶だが、おそらくPart 2、3を出して後付け種明かしをするってことらしく、それに気づいて少し冷めた。
最近この手の多すぎる。商業〜

今どきでかいシアターでこんなB級映画見るとは思わなかった
モンスターの設定ぐちゃぐちゃだし、ミステリーホラーの雰囲気だけど全然謎解きしないし
コメディとしては中盤くらいまで面白かった

この映画はホラーゲームの実写版だということだが、どうやら背景は一緒で、ストーリーなどは全く別になるらしい。なので、ゲームを知っている人には期待外れだったようだが、このゲームは知らなかったので、先入観なしに見れて、映画としてはとても面白く見れた。

友人たち5人が、ある山の中に行って、その地の観光案内所に到着。雨が降っていたが、そこの案内所に入ると、そこだけ雨が降っていないという、不思議な光景。
そこから、この5人は悲惨な体験をする。
そういう導入から、見ているものを引き付け、不安な気持ちにさせるのは上手だなと思った。

そして彼らは、何度もひどい殺され方をして、再び同じ夕方に戻り、また恐怖体験をし、惨殺される。
そんな時間が何度も続き、この先どうなるのか、いつまで続くのか、恐怖に陥れる。しかし、生き延びるには、この映画のタイトルの通り、夜明けまで生き残らないといけない。
そしてまた同じ時間に戻って、生き延びる恐怖を体験する。
こういったストーリーは、なかなか無かったのではないか？見ていて興味を引きつけられた。
こういう、同じ時間に戻るという、ループものの映画も好きなので、そういうストーリーも興味深かった。
この映画はただ幽霊が出て怖い、というのではなく、ゾンビも出てきて、また昔の炭鉱の現場も再現していたり、人が飛んでいったり、かなりエキサイティングだったが、そういったところはお金かけてるなと思った。

彼らは何度も惨殺されるのだが、その殺され方がひどく、思わず目を逸らしてしまうような場面も何度も出てきて、ホラー好きには満足したのではないだろうか？
もちろん、血しぶきは飛び、グロいシーンもたくさん出てくる。
そして、登場する場面は、この観光案内所の建物の中が多いのだが、この家の奥の方もあり、その建物の外にも突然建物が現れたり、意外な場面が出てきて、結構、舞台の狭さは感じさせなかった気がする。

グロいシーンがたくさん出てくるので、気持ち悪さが多かったが、それだけでなく、ズンと響くような恐怖、怖さ、いつ来るかわからない死の恐怖、そういったものが最初からずっと続いているので、決して長い上映時間ではなかったのだが、結構長い時間に感じた。
監督も、脚本も、ホラー映画の専門家という感じなので、こういう怖さがよく出る映画を作れたんだろうなと思った。
個人的には、「ハッピー・デス・デイ」のような雰囲気の映画だと思った。

欲を言えば、近くにある家などにも行って、更に大きな恐怖を味わったり、この映画では砂時計がループの原因なのだが、それをいじったらどうなるか、というのも見てみたかった気がした。

エキサイトで、期待した以上の満足感を得られた映画でした。