おフレンチアニメを訳あって鑑賞。

お伽噺の様な古の伝承を辿る良くある冒険譚の中に、友情や親子愛、慈愛と犠牲心と道徳感を説いた、お子様と共に観るにはお薦めの 安心安全なストーリー。


突出するのは、やはりその映像センス。

世界観は勿論の事、服飾、装飾、架空世界の鮮やかすぎる色彩。
表情豊かで魅力的な立体キャラクター。
絵画の様な平面の技法の背景や構図。
その世界を彩る劇伴等 .etc.


……我が身知ったり？当のジブリが扱ってるのには感心しつつ、センスのレベルでは 日本はまだまだ足元にも及ばないと改めて思いました…(^_^;)

センス＝感性…こればかりは生まれ持ったモノなので勉強しても何とか成るもんでもないしね～……(-.-)

No.2986

この世に存在するすべての色が使われているんじゃないか、というくらいの、鮮やかさ、めくるめく色彩の洪水。

ストーリー展開は完全にRPGのようですがｗ、

そこに込められているメッセージは豊富で、人種、対立、友情、融和など、普遍的です。

結論がなかなか出ず、すぐにはエンディングにならない、クセの強い終わり方、好きｗ

ガイ・リッチーの「スナッチ」はBRのDVD買ってもいいなぁー。と思えば密林から届きΣ(ﾟﾛﾟ;)

借りたいのに近くの店舗にない作品がいっぱいあってディスカスやりたいけど忙しいと全然観られない時もあるしなぁ〜どーしようかなぁー。と思えばディスカスからDVDが届くΣ(ﾟﾛﾟ;)

我が家では「これ、誰がやったの！？」→「シーン…。」→「誰でもないなら妖精さんの仕業だネ☆〜（ゝ。∂）！」ということにして家庭円満のために妖精さんを飼っていますが( ﾟｰﾟ)ｳｿ 今回は！息子の仕業でした…

何が言いたいかというと、あたしがゴチャゴチャ考えて引き延ばしているうちに息子はトットと行動に移してて、そのおかげで良い作品が観れた！(てか得しちゃった♡)ということですね･:*+.(( °ω° ))/.:+

息子はジブリが好きなので、届いたDVDは「ディズニー」発売で「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」配給の2本。『雪の女王』『アズールとアスマール』でした。

雪の女王は1957年のロシアの作品で小さい頃TVで観た〜！と思って懐かしかったです。


そして本作！！！

出逢えて良かった！！！

ものすごい色！色！色！

ミッシェルオスロさんが監督、原作、脚本、キャラデザをしているんですが素晴らしいです！

オスロ監督は『キリクと魔女』という作品が有名らしいですが、どっちにしても知らなくて「ふーん、映像は綺麗なんだろうな。ジブリ配給だし…」と思いながら観始めたんですが、最初はナニコレ！？《ﾟДﾟ》となります（笑）

何か違和感が沸き起こる…
どこがオカシイと感じるんだ？

だんだんわかってきます。3Dで立体的な部分、2Dで平面的な部分、アナログで書き込まれた部分が１体となっているのです。

人の動きも昔のゲームのグラフィックのようにもたついています。

最初の頃こそ眉間にシワですがだんだん、それだからこそいい！というふうに変わりました（笑）

物語は小さい頃一緒に育ったアズールとアスマールが子守唄に出てくるジンの妖精を救いに行くというものです。

こう書くとアッサリしていますが、本作には監督の大きな思いが込められています。

女性蔑視や見た目での差別があり、物語が進むとアスマールの住む国にはムスク、シナゴーグ、教会が混在していることがわかります。出てくる人もアラブ系、ユダヤ系、ヨーロッパ系と様々。

終盤、これこそ未来への答え！というセリフが出てきます。監督考える答えを是非見てください！


そしてなんと言っても色彩！

ブルーとゴールドがとても綺麗♡

スプレー・デルフィニウム、矢車菊、西洋たんぽぽ、デイジー、薔薇、水仙が咲き乱れる庭。うっとりです(∩˘ω˘∩ )♡

そして中世イスラムの世界、アラベスク模様のモザイク！お好きな方にはたまりません(人´∀｀)．
☆．。．:*・゜

目が痛くなるくらいの鮮やかさもあり、繊細でやわらか〜いところもあり色彩美に癒されてとても幸せな気持ちになりました。



息子にディスカスで借りて欲しい３本を伝えましたところ、「これ、俺の名前で借りるわけぇ〜！？」とゴネられました。

全部同性愛がテーマですが何か！？ε=(｀･д･´)ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ!!