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余燼
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余燼の作品紹介

余燼のあらすじ

2006年、台北市内で起きた刺殺事件をきっかけに、過去と現代が交差し、台湾現代史の悲劇と共に壮大な復讐計画が浮かび上がる。

原題
余烬/餘燼/The Embers
製作年
2024年
製作国
台湾
上映時間
162分
ジャンル
サスペンスドラマ

『余燼』に投稿された感想・評価

2週続けて 台湾映画上映会2025、 『余燼』上映会&トークイベント。今回の会場は、慶應義塾大学三田キャンパス西校舎ホール。

2006年台北市内の市場で起きた刺殺事件、別の失踪事件など捜査上で浮かび上がってくる50年前の事件との関わり…

結婚生活とは、役を演じること

前半は警察の捜査活動。上下関係や捜査過程で伝わってくる政府への不信と閉塞感。
そして明らかになる1956年とのつながり。

後半はアクションも絡ませながら、白色テロの政権と弾圧される側の双方の心情、ジレンマから見えてくる真実。

信仰みたいなものだ。

名前がいっぱい出てきて、付いていくのが大変だけど、最後にはまぁ何とかなった。
製作費5億円以上の大作、凝った構成と豪華俳優陣。すっかり引き込まれて、 160分を超える上映時間も長いとは思わなかった。
消化には時間かかるかも。

上映後のトークイベント、残念ながら監督のリモート参加は実現せず。キュレーター:リム・カーワイ監督、赤松美和子氏(台湾文学研究者、日本大学文理学部教授)で行う。
白色テロについて、いろいろ聞けて良かった。ただ、本作について、現地では若者を中心に批判的だったそう。
台湾の人たちにとってこの事は、まだ整理できていないのではないか。と言っていた。

我々日本人は、アジアの歴史を知らなすぎるって痛感した。
A
-
舞台になった2006年は移行期正義以前で、台湾の人々にとって国家は信用できないものだったとか、そういう背景だったり、トークで語られていた内容になるほどとは思ったりもしたんだけど、台湾でもかなり賛否両論(というか批判も多かったらしいけど)というのも納得するというか。個人的にもエンタメに振りすぎ・監督がどういう態度なのかが曖昧なのが微妙……と思った。映像が全然自分の好みではなくて、それも手伝って余計に長く感じてしまったかな。

Q&Aでも出てた話だけど、全体的な女性の描かれ方が良くない。そして主人公と許さんがなぜかロマンスっぽく終わるのも本当になぜ???ってずっこけた。主人公のまわりでいうと蔡との間にしか濃いめの関係性を見出せなかったんだけど。その蔡にしたって、そもそも主人公はなぜ蔡の意見を急に無碍にし出したんだろう???(普段からあれだったらそこまで慕われるか?)って思ったし、いろいろなぜ???が残る感じ。
MHR
-
あとで色々付け足す でも履修選択怖がらなくてほんと良かった 先生といっぱい話せたのも良かった
事件めっちゃ面白いしラストシーンもいいのにチャンチェンの帰結だけめっちゃ好きじゃない スターのヘテロロマンス入れないとお金出なかったのかと疑ってしまった、男男の関係の方がうんとよく描けているのに 

あとそれは結局構造の問題変わってなくない的な部分もそうだし、すごく批判する人がいるというのもいるんだなと思いつつ、トークイベントの話をたくさん踏まえる 本当にそれを経験してた人がたくさんあること 良いタイトル 

以下ちょっと(どころではない)付け足し リアペ

とても面白かったです。おもいっきり公共の場での突然の殺人にはじまるシーンからかつての被害者と加害者の対話の必要性(とはいえ現状では限界があり、時間とか生死とかのクッションをおかないといけないかもしれない、でも希望があって欲しいというような明るい音楽)のようなものが暗示されるラストまで、吸い込まれる展開で長さを感じませんでした。また私は「移行期正義」という基本的な概念すら知らなかったので、そういった文脈を踏まえた上で台湾でどう捉えられたのか、というトークイベントのついた上映で見ることができて本当に良かったです。すごく面白いし、よくできた作品で、かつスターに次ぐスターが出てくるエンタメ大作という枠でタブー視されがちな事実をかきあらわそうとした試みが私はすごくいいと思いました。日本では移行期正義や白色テロを知らずに普通に面白い映画として受け止められるかも、というリム監督のお話には、果たしてそうした脱文脈化したキャラクター消費が良いことなのか私にはわからないし、映画の核がそうした文脈にあるのに(昨今のトワイライト・ウォーリアーズ旋風を想起)と疑問を覚えましたが、そちらもほかの先生方がご指摘されていたし、ひたすらトークイベントの内容には勉強と納得の連続でした。お三方のお話以上に自分に映画のメインのメッセージについて思い浮かぶことがないので、自分の中でなんとなく引っかかったことや気づいたことを書きます。

ティファニー・シューとの恋愛描写にどうしても納得がいかないし、女性にケアの役割をすべてぶつけてどれだけ彼女に背負わせるのかと疑問に思ってしまった部分が赤松先生の解説で取り上げられていて、そのあとその観点でお話を伺うこともできましたので、ここに関してはある程度本当にマッチョな作家ということでいいのかなと思います。とはいえ、よく考えてみると、スター俳優の恋愛描写はエンタメ大作という枠でやったときに確かに踏襲しておくべき王道の要素だとも思います。急に力強く入ってきて、よほど気の利いた筆運びがされているように思った後輩刑事との関係を深めて行ったらノワールっぽくなってしまうような気もします。だいいち私はそうしたあまり物語的に納得のいく説明がされない恋愛描写とか、ステレオタイプで都合のいい(実際にステレオタイプが通用する場面が多分にあるとしても相対化できているように思われない)古典的な女性描写・「母」描写がもともとあまり好きではありません。個人的にはあの後輩刑事と真正面から向き合うようになり、贖罪の気持ちを抱えながらお互いをケアしていくみたいな話になっていった方が好みだとは思いつつ、今回の試みにはティファニー・シューとの恋愛描写が必要だったのかもしれないです。物語の中で恋愛が動く話には全く納得できないし、なぜチャン・チェンの母の面倒を見ているのか、家にほいほい上がっているのか、そもそも一人暮らしの女性の家に中年の男女が何度も訪れ、かつ明らかに誰かが家に入ってきている という状況はなんかもうちょっとのっぴきならなくないか、しかも「信仰だった」という父の吐露を受け止める役までなぜ彼女がするのかなど許小姐周りはひっかかることが多かったです。また後輩が新婚、という描写をわざわざ入れるなら大けがしたときに妻(別に同性婚法制化前なので女性だということでよいかと思います)詰られるというような描写があったり、泣いている妻が出てきたりするのかと思ったけれど、後輩はチャン・チェンの警察物語・男同士の関係物語的な中にしか出てきませんからあの妻帯者シグナルもよくわかりませんでした。それもノワール的な読み・同性愛的な読みの回避なのかと穿った見方をしつつ、「結婚生活に不安を持つ妻」「息子を心配して結婚を催促する母」「妊娠している女」「顔のない受付のお茶くみ婦警さん」しか出てこないならもう出さない方が好きかもなあと少し戸惑います。
とはいえ全体はとてもとても面白かったし、事件も「国が信用できないんだから自分がやるしかない」と復讐にはしるのは別に国内で批判されたようなサイコパスの造形ではないように感じました。真相はわからないし、正義は紙より薄いし、でもそういう中で世の中に少しでもよくなってほしいと思いながら逮捕していくしかない、という何度も繰り返される部分も好きです。トークイベントにもありましたが、実際には体験していない世代の人々が教育なんかの結果はぐくまれた集団的記憶的なものに頼ったり、そのバイアスがある中で自分で調べたりして「実際に体験していないから本当のところがわかるわけじゃない」と思わず先走る、ということが実際この映画を受容する層の中でも起こったように思います。実際そのときに何があったか、社会の状況がどうだったのかは想像力を働かせなきゃいけないと思います。また莫が最後警官の手によって間接的な自殺を遂げたのは「あとは(今までは何もしてくれなかった)国がなんとかしろよ」というメッセージだと受け取りました。じゃあその06年から今まで国はどういうことをしただろうか?と視聴者が思いを巡らせるきっかけになる映画だと思います。加害者が完全な悪、被害者が悪ではなくしいていうなら国が悪で、とはいえかかわった当事者は各々のやりかたで贖罪の気持ち・トラウマ・憎しみに向き合っていくしかない、決してなかったことにも完全に忘れることもできないんだからという負の歴史に対する向き合い方は白色テロ以外の事例にも訴えかけるものがありそうです。囚われの許さんとアメリカの馬さんが無二のペンフレンドになった、という話が印象に残ります。国家権力による共産主義者の暴力的な弾圧という点だけ見たら隣国の日本・韓国だけでも近い事例が沢山ありそうです。
拷問をした加害者の個々人の主義主張が問題だったわけではなく「うまく言葉にできないし、言葉があったわけでもないが、そうするしかないなんだか絶対的なもの(信仰、てなってたやつ)」が事実として蔓延していたんだと描くことは大事だと思います。日の出にも日没にも見える高さの太陽に照らされていたあのシーンが56年のモノクロとも対比されてすごくいいと思います。映像が本当に美しかったし、俳優さんもよかったです。後輩が突き落とされた瞬間弾丸が発射されてスローモーションに、とか急に3dの映画っぽい場所と突き落とされて車の上にのっかったら窓ガラスに血がゆっくり垂れていくというようなそれまでの湿ったトーンに近い場所がないまぜになっていて、これは雑然とした印象を受けたのでやっぱり「ひとつの太陽」のほうが私は好きかなとも思いました。

 急に出てきた黄さんの車中のシーン怖くて鮮やかでした。とはいえ黄さんのようにがっちりした特殊部隊上がりのむきむきなおじさんが最初のほっそり・ぬめっとした白昼の殺人者と同じ人なのか疑問に思いました。(こちらはあとでリム監督からスタントマンだとお聞きしておどろきました) また「ミスター・パリは殺すのには反対だった」「黄は信用できる」「でもしょせん警察だろ」というような会話の流れで、ミスター・パリという第三者がいるのかと騙されて面白かったです。とはいえ黄はわりと殺人に躊躇がなさそうとは思いました。人はわりと勢いよく人を殺せる、というムードが繰り返しでてきたきがします。

チャン・チェンが警察を辞めるのにも最初納得がいきませんでした。国家権力による法的根拠のない暴力の隠蔽が可能、という悪しき構造は結局何も変わってない、と告発するような話だったと思ういっぽう、正義がどうこうとかありもしないようなものを考えつつ少しずつ世の中が良くなっていくと信じて警察をやっていかなきゃという話も出てきたと思うので、あまり体現されていなかった後者をディスコミュニケーションが続いた後輩と共に新しくやっていくぞという流れを期待してしまいました。とはいえ殉職した父は家庭には全然貢献していなかったという話もあったので、もう国家権力というものに嫌気がさしたチャン・チェンが父親の轍を踏まないために警察から出ていく、自分の罪を引き受けてこれからは父のできなかった家庭への貢献をやっていくという話になるのもわかります。公権力を美化した話では全くない(むしろ逆)とはおもいつつ、ひたすら横暴で組織の中でもパワハラっぽいかんじで後輩に接していた刑事チャン・チェンがその贖罪や謝罪はなしにふつうに幸せになっていくだろうことへの違和感のようなものがあり、彼がやることは莫の物語を伝えるとか自分の殺人を償うとかではないのかとしこりが残りました。その後のラストシーンが良かっただけに、全体的にチャン・チェン周りの話が好きではなかったです。警察に疑われたせいで人生めちゃくちゃになるみたいな人々の話をしているところの似顔絵のジョークは、ブラックジョークが苦手なのであまり笑えませんでした。また最後の歌(国民党が入ってきた話をするプロパガンダの歌だったかと思います)をどう受け取ればいいのかわからなかったし、単純に自分の勉強不足感が否めず、手に届く範囲(女性描写の不均衡や複雑な構造に対するサスペンスとしてのわかりやすさ、光の使い方がきれいなど)の感想しかちゃんと出てこなくて歯がゆいです。


去年から見たかった作品なので、授業の一環でチケット争奪も経験せずに見ることができてとてもよかったです。忘れがたいショットも沢山あったし、いくつか気になる部分もありつつとても面白かったし、評価されるべき作品だと思いました。

『余燼』に似ている作品

ドンバス

上映日:

2022年05月21日

製作国:

上映時間:

121分

ジャンル:

3.7

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上映日:

2020年02月15日

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99分
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