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ゆるし
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目次

ゆるしの作品紹介

ゆるしのあらすじ

「光の塔」の信者である⺟・恵から厳しい宗教教育を受けてきたすずは、教えに反することをすると鞭で打たれるなど虐待を受けてきた。ある⽇、すずは学校で献⾦袋を盗まれ、お⾦を借りるために祖⺟の紀⼦に会いに⾏く。そこで虐待の事実を知った紀⼦と祖⽗の勝男は、お⾦を貸す代わりにすずを保護する。すずは、 紀⼦と勝男から愛されて暮らすことで、「世の⼈はサタンにそめられている」という教えを疑い始める。しかし教えに疑問をもてば、サタンに堕ちる。それは、すずにとって、⺟との永遠の決別を意味していた。⼀⽅で、すずは紀⼦や勝男の話を通して⼊信する前の⺟の姿を知る。優しかった⺟はなぜ変わってしまったのか。⾃由を⼿放してまで求めた「ゆるし」とは。恵の知られざる姿を知ったとき、すずの運命が狂いだす。

ゆるしの監督

平田うらら

原題
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
60分
ジャンル
ドラマ

『ゆるし』に投稿された感想・評価

宗教一世の母と二世の娘の物語。シネマスコーレの初日に鑑賞しました。僕自身は信仰心が極めて薄いので、身に迫るものがほとんどなく、一つの社会問題として宗教…宗教二世・三世のことを捉えていたにすぎません。でも、この問題の真っ只中にいる人たちが現実にたくさんいるのだということを改めて強く意識させられたと思っています。

映画の感想は、とてもよかった…だから、ぜひ多くの方に観てもらえたらいいなぁ、と思っています。

今日は上映後に脚本・監督・主演の平田うららさんの舞台挨拶がありました。

一般の報道に載る宗教2世、宗教3世の問題を、報道の範囲で聞き知るだけでも結構酷いもんだとは思っていたのですが、この映画を観て、なんのなんの!、報道に載るのは「載せても差し障りはあるまい」という「ごくソフトなさわりの範囲」にとどめられているんだろうな、と思いました。

で・も・!

舞台挨拶の中で平田監督は、「この映画の中に描ききれないものがまだまだたくさんあるんです」とおっしゃっていました。平田監督ご自身の経験、体験はもちろんですが、この映画の脚本を書き上げるまでに宗教二世の方々300人以上から聴き取りをされたということで、それはもう、書ききれないさまざまなリアルがあることを切実に感じさせられました。

それから舞台挨拶の中で、この映画を作る上で、さまざまな誹謗中傷を受け、主演俳優が急きょ降板となってしまったというお話もありました。こういう妨害(僕のいう妨害にはさまざまな誹謗中傷に物理的・心理的な圧力なども含めています。)を仕掛ける人たちの考え方、価値観のようなものは理解できていませんし、僕のような傍観者的な立ち位置から理解できるのかどうかもわかりませんが、この妨害そのものと、その裏側に蠢くものを見極めるべく感覚を澄ませていこうと思います。

平田監督ご自身、続編をつくると宣言していらっしゃいましたので、舞台挨拶後のサイン会の時に、続編作るときのクラウドファンディングを募られるのなら、網張って待ってます、とお伝えしました。平田監督の熱量に心から敬意を表し、本編はもちろん、続編も熱烈に応援しています!
3.8
宗教二世を描いた物語。
絶望に次ぐ絶望。
アメリカン・ニューシネマも真っ青の救いのなさ。
地獄。生き地獄。
これだけの絶望を浴びる映画を観たのは久しぶりだ。
こんな世界が現代日本の、生活のすぐ隣にあるんだな…
人間の寂しさ、心の隙間につけ込んで金を搾り取る…
人を壊していく。

海のシーンが良かった。
哀しみ。
お母さんのギャップがものすごい哀しい。
なんというか、ささやかながら幸せな人生もあったかもしれないというね。

とことん救いがない物語、120%絶望にすることで、監督の訴えたいことが伝わってきた。

ただ、監督の想いが強すぎるゆえか、映画としては唐突感や不自然さを感じる部分があった。
時計を売るくだりなんかは、意味はわかるが、突然な感じがしてしまう。
こういうのは事前にお母さんがお父さんの時計を大事にしている描写があれば入り込みやすい。
おじいちゃんとおばあちゃん、ここでこの親子を帰らせる?あそこまでの事態になったのに?とか。
いじめのシーンもいささか記号的な感じは否めない。
こうした細かい違和感があるので、結局、対岸の火事というか、架空の出来事になってしまう。
尺の都合なのか行間が空きすぎてるところも。
それがちと残念。

監督の描きたいことが強すぎて、キャラクターが動かされてる感じになっており、ややわざとらしい演技になってしまっている。

脚本と演出、キャラクターを自然に世界になじませるよう、ブラッシュアップさせればもっと良い映画になると思う。
熱量は感じたし、まだ若い監督だったので、これからに期待。
3.8
拙いと感じるところもあるけども、宗教2世のやりきれなさは嫌というほど伝わってくる。自分だけが信仰するならまだしも周囲を巻き込んでいくのがつらい。

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