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溶岩の家 4Kレストア版
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溶岩の家 4Kレストア版の作品紹介

溶岩の家 4Kレストア版のあらすじ

看護師のマリアーナは、リスボンの工事現場で意識不明となった男レオンに付き添って彼の故郷カーボ・ヴェルデに向かうが、病人とともに荒野に取り残される。島民に病院まで運んでもらうが島民の誰一人として病人のことは語ろうとしなかった・・・。 本作の撮影後に、託された手紙をフォンタイーニャス地区に届けたことを契機に、“カーボ・ヴェルデから届いた手紙” というペドロ・コスタの重要なモチーフが生まれるきっかけとなった重要作。伝説的女優、エディット・スコブが特別出演している。

溶岩の家 4Kレストア版の監督

ペドロ・コスタ

原題
Casa de Lava/Down to Earth
公式サイト
https://cinematrix.jp/early_pedro/
製作年
1994年
製作国
ポルトガルフランスドイツ
上映時間
110分
ジャンル
ドラマ
配給会社
シネマトリックス

『溶岩の家 4Kレストア版』に投稿された感想・評価

4.3
 ぐつぐつと煮えたぎるマグマが地上にしみ出す。どこかの学術映像にしか見えない火山の沸騰の映像のあと、溶岩が降り注いだ土地にはそれぞれ印象的な女性たちの顔がある。その表情はどこか空虚な目線を携え、うつろに見える。私には生きているのか死んでいるのかわからない死を待つ者の視線に思えてならない。ポルトガル・リスボンの工事現場では、労働者たちの活気に支えられていた。おそらく炭鉱労働に向かう人々の足取りは全体主義的だが、末尾を歩く2人のじゃれ合う姿はフィクションを活気づかせる。ところが掘削作業中の不慮の事故が、けたたましい音を讃えて観客に迫り来る。ところが烈しい音はあるものの、映像そのものはその迫力を伝えようとしない。こうして工事現場で突然一人の男が昏睡状態に陥った。男の名前はレオン(イサック・デ・バンコレ)と言い、カーボ・ヴェルデ島の出身だという。翌日、看護師のマリア―ナ(イネス・デ・メデイロス)はレオンをカーボ・ヴェルデ島へ帰すという命を受けるのだ。リスボンの病院の日々の生活に疲れたマリア―ナは意識不明のレオンを伴い、溶岩の島へと足を踏み入れる。

 その時点では、意識不明の人をただ運ぶだけの仕事である。ところがチャーターしたはずのヘリは島へは来ずヒロインはこの島での滞在を余儀なくされる。その事実にイネス・デ・メデイロスの退廃的な瞳は、失望とも希望ともどちらともつかない表情を見せる。そこから先の物語は実にドロドロしている。海辺で突然、少年に命を狙われたかと思えば、すんでのところで犬に救われる。だがその黒い犬は次のシークエンスでラウラ・シタレラの『ドッグ・レディ』の様に変わり果てた姿で発見される(横たわるロング・ショットで死が明示される)。この島の住民たちはなぜかヒロインの名前を知っている。犬の死を嘆く人々の中心にいるエディット(エディット・スコブ)もマリア―ナ同様に、カーボ・ヴェルデ島の外の出身者だということが彼女の言葉から明らかになる。ジャック・ターナーの『私はゾンビと歩いた!』を敬愛するペドロ・コスタは島の人々をまるでゾンビの群れの様に切り取る。彼らはリスボンに行くその日を指折り数えながら待つが、遂にその日は訪れない。昏睡状態のレオンはやがて意識を取り戻して行くのだが、それでもマリア―ナにも救済は一切訪れない。然しながらこの地から離れられない人々の叫びと、リスボンの全てに絶望してかの地に来たマリア―ナへの異形の眼差しは十分に伝わって来る。物語はさっぱりわからず途方に暮れるが、ショットの張りは目を見張る。
ペドロ・コスタ はじまりの刻1989-1997
ペドロ・コスタ監督作品初鑑賞です

あらすじ
リスボンの工事現場で作業員レオンが事故に遭い昏睡状態に陥る
救急病棟の看護師マリアンナ(イネス・デ・メディロスさん)は、故郷であるカーボ・ヴェルデのフォゴ島まで彼を送り届ける事になる
ところが荒野に2人だけ取り残されてしまい困惑していると、住民が現れフォゴ島まで送り届けてくれる
しかしこの島の住民はレオンについて何も語ろうとせず、皆、諦念を帯びた表情をしている
マリアンナはそこで不思議な体験をする、と言うようなストーリー

正直フォゴ島に着いてからの話はちょっと抽象的でよく分かりません
マリアンナ役のイネス・デ・メデイロスさんがコケティッシュな美しさで、彼女の魅力と存在感で最後まで見れた感じです
赤系のミニのワンピースで荒涼とした火山のごつごつした岩場をガッパガッパと歩いて行く姿に痺れました

島民たちはマリアンナをよそ者扱いして、レオンについてもほとんど語ろうとしません
実際、言葉もうまく通じない様子です
そんな中、彼女は島を彷徨い、会話を通じて住民たちと触れ合っていきます

印象的だったのが、バイオリン弾きの老人バゾエ
彼は年老いた体でバイオリンを奏で、子どもたちと暮らしています
バイオリンの音色が荒涼とした島にささやかな希望のように響き渡ります
また、島で唯一の白人の女性や、その孫娘のティナと触れ合います
何か皆諦めの表情です

また、犬を殺した少年に夜の海岸でレイプされそうになるシーンがあります
彼女は抵抗して危うく難を逃れます

うーん、これはどういう映画なんだろ
Wikipediaで調べると、当初1943年のジャック・ターナー監督の映画「ゾンビと歩いた」のコスタ監督版リメイクになる予定だったそうです
えっ!?まさかのゾンビ映画!?
マリアンナは「死者の中に生きた男を連れてきた」ことに気づく、ともあるので、そっち方面の映画だったのかもしれません

まあ、イネス・デ・メデイロスさんを堪能したので満足です
RIO
4.0
かつてポルトガルの植民地だったカーボ・ヴェルデ諸島を特に奴隷貿易の中継地として利用され黒人奴隷が経由してアメリカ大陸へと送られていった歴史
強烈な歴史の記憶が封じ込められている

看護師のマリアーナの視線には西洋人の抱く「よく分からないけど助けてあげなきゃ」という無意識の支配欲がにじみ出ている

とんでもない緊張感があった
ペドロ・コスタの問いかけは植民地支配は終わったはずなのになぜこの距離感や沈黙は残っているのか
レオンがマリアーナに恥をかかされても絶対に彼女を離さないというのは価値観の移行を表してるのかな? 分からない

マリアーナは島の人の家に入って病気でもない子供にワクチンを勝手に打つ
これはマリアーナの「善意」の象徴でもありながら同時に一方的な価値観の押しつけ
その仕切りたがりに島の人は無関心でいるしかない
他者の境界を侵してまるで植民地政府や教会が村に入り込み人々の生活様式や文化を変えようとした構造そのもの
私たちがより正しいことを知っているという前提で動いている

言葉ではなく沈黙でもなく風のような対話
大幅な暗闇の中から浮かび上がるマリアーナの顔
沈黙の語られなかった過去が彼女の深部に届いているよう

アフリカ西沖の大西洋に浮かぶ島国
カーボ・ヴェルデの黒い大地から吹き上げるマグマはその土地の人間を離さない
1週間だけだったはずが2ヶ月の間 島にいたマリアーナは強い引力から出れなかった

ペドロ・コスタ自身もこの撮影後にカーボ・ヴェルデ人の住むリスボンの街に住み始めたそうです
映画の外側と内側が重なってマリアーナの出られなさは土地の記憶に引き寄せられる監督自身のようにも感じられます

ポルトガル語で緑の岬を意味しているカーボ・ヴェルデとは思えないくらい黒い石だらけ
かつては美しい岬だったのかもしれない
カーボ・ヴェルデという名前自体が植民者の命名であり幻想だったのかもしれない

今ある黒い石の荒涼とした風景こそが土地の本当の姿が露出していた

高い山の頂上には簡単に登れるように見えても足元の溶岩石に足を取られる
遠いリスボンを目指すのと同じように辿り着くことはできない

音と画像をわざとズラす 人と人との間に見える筈のない距離を映し出す
風にそよぐ葉とマリアーナの髪の一体感が目に焼きついています

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上映日:

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製作国:

上映時間:

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ジャンル:

配給:

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あらすじ

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