確かにAIに仕事を奪われて失業してしまうお話なんだけど、親子関係の描き方が素晴らしかった。
最後何も言ってないけど、感じるものがあった。


37分の映画になってるけど、25分くらいでした。

AIに仕事を奪われた娘とアジア人雇用で居場所を無くした父親の再起。
日本を舞台にしつつ世界中で起きつつある問題をミニマムな親娘の視点で描く。
基本手持ちカメラで撮ってそうな映像は時代に振り回される2人を掴んで離さない。
終盤、父親カルロスが翻訳機能を使って再び就職に挑むが、その翻訳機能はおそらくAIによるもの。
AIを憎むべきジェシカは最後、デモ行進と反対の方向に進み始める。
進むべき方向は選べる。
止まってはいけない。

オープニングが良い

手持ちカメラの映像がかなり良かった

着地点はもうちょい気持ちのいいものが欲しかった

オネエみたいな感じのキャラ、良いキャラしてた

自主にしては高見えしてて凄い

AIに職を奪われた娘と、時代の変化に取り残された父。すごく重いはずのテーマを、こんなにも静かに、優しく描けるんだと驚きました。

社会派なメッセージがあるのに説教臭さがなくて、むしろ“自分ごと”としてじんわり染みてくる。最後、歩き出すふたりの姿が忘れられません。

「立ち止まっていると置いていかれますよ」っていう言葉が、なんだか胸の奥に残っています。

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