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Ryuichi Sakamoto: Diaries
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Ryuichi Sakamoto: Diariesの作品紹介

Ryuichi Sakamoto: Diariesのあらすじ

命が尽きるその瞬間まで音楽への情熱を貫き、創作し続けた坂本龍一。本人が綴った「日記」を軸に、遺族全面協力のもと提供された貴重なプライベート映像やポートレート、未発表の音楽を交え、稀代の音楽家の最後の3年半の軌跡を辿る。今なお国も世代も超えて我々の心を掴み続ける坂本龍一は、命の終わりとどう向き合い、何を残そうとしたのか──。誰しもの胸に迫るドキュメンタリー映画が完成した。

Ryuichi Sakamoto: Diariesの監督

大森健生

Ryuichi Sakamoto: Diariesの出演者

坂本龍一

原題
公式サイト
https://happinet-phantom.com/ryuichisakamoto-diaries/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
96分
ジャンル
ドキュメンタリー音楽
配給会社
ハピネットファントム・スタジオ、コムデシネマ・ジャポン

『Ryuichi Sakamoto: Diaries』に投稿された感想・評価

KUBO
5.0
試写会のハシゴ、2本目は映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』。

上映ギリギリに滑り込んだけど、これは見てよかった。すごいドキュメンタリーだった。

「YMO」『戦場のメリークリスマス』『シェルタリング・ザ・スカイ』…、80年代・90年代、坂本龍一の音楽と共にあった人には、この教授の晩年を記録した本作はずしりと重い。

教授が死の間際まで毎日書いていた「日記」を読む田中泯の語りが胸に染み入る。

ガンを告知され、転移を繰り返し、闘病する中でも、「震災」や「ウクライナ」問題などに心を痛め、「反原発」「外苑の銀杏並木」の問題に向き合い、命を削りながらも音楽に向き合う姿に心から感動する。

『戦場のメリークリスマス』『シェルタリング・ザ・スカイ』、流れる教授のピアノはみんなレクイエムのようだ。

日記の一言一言に溢れる「死への畏れ」と「生への葛藤」。その中での「音楽への追求」と「新たな挑戦」。

「死を意識した生の輝き」のなんたる力強いことか。

教授の音楽は、我々の心の中に永遠に生き続ける。
どう生きて、どんな終わりを迎えたいか。

坂本龍一、最期の3年半を彼の日記から紡ぐドキュメンタリー。彼の偉業をフィーチャーするのではなく、ガン告知の直前から亡くなるまでのほぼ3年半の出来事だけで描かれていて普通のドキュメントとは一線を画す作品になってます。

言葉を選ばず言うと、今年1番くらった作品に。2024 年にNHK で放送された「Last Days 坂本龍一 最期の日々」をベースに映画オリジナルの映像が追加されてます。

NHK版も鑑賞済。教授がお茶目でかわいかったり、胸がギュッとしたりしたけれど、劇場版はさらに音楽に焦点が当てられ、大音響で聴く楽曲に心が震えた。再編集の面は強いけれど、劇場で集中して観ることができてテレビで観る以上にくらったので、地上波観ていてる人にも自信持っておすすめです。

あらためてThe Sheltering Sky、Happy endとAqua素晴らしすぎる🥲

劇中、ずっと『雲』のような音楽を作りたいといっていた教授。未完の作品も出てくるので本当はどんな作品になったんだろうなぁと。

もちろん偉大な音楽家としての一面も描かれてはいるけれど、『ひとりの人間の生き様』をこれほどクロースアップで迫った作品は自分は観たことない。なので、鑑賞中はかなり揺さぶられた。

死が迫る中、最期の瞬間まで音楽とともにありたい、音楽を奏でていたいという想いが伝わってくる終盤は感情が溢れてきて涙腺は崩壊。

この作品観ながら自分はじいちゃんを思い出した。亡くなったじいちゃんは、ばぁさん死んで1人になった晩年。何かむつかしそうな本を読む様になり、何のために生きて死ぬのかを考えていた。最後にたどり着いた答えは一体何だったんだろう。

あと、じいちゃんはご先祖さまの家系図も作ろうとしてたけれど、この映画でも同じ様に自分が生きていた軌跡を叔父に確かめようとするシーンがあってそれもかなり重なった。

色々な人間いるけれど、結局のところ大体みんな同じなのかもしれない。

どう生きて、どんな終わりを迎えたい?
「いい人生だった」と思えたなら、それは最高だ。
morio
4.0
試写会にて鑑賞。思っていた以上に「死」について考えさせられ、重い気持ちにもなったけれど、観て良かった。今更ながら彼とちゃんとお別れできたような、面と向かってお礼を告げる機会をいただいた気がしたから。改めてありがとうと言いたいです。

本作はタイトル通り、坂本龍一、本人の日記をベースに、亡くなるまでの三年半を追ったドキュメンタリー。プロデューサーの佐渡岳利さん曰く、これまで晩年を追った映像との違いは「音」「音楽」を軸にまとめたこと。最後の最後まで音楽と向き合った彼を見て欲しい、という言葉が印象的でした。


Ars longa,vita brevis(芸術は長く、人生は短し)

彼が好んだ言葉の通り、
最後まで音楽家であり続けた姿がここにありました。

闘病中、雨の音しか聴けない時期を経ても、音楽と共にあった晩年。YMOでテクノポップを操った彼が、最晩年は環境音や自然の奏でる音に注力していったことは興味深いです。未完となった「cloud S」と題されたオーケストラ曲のスケッチには、雲の形や雨のリズムが描かれていました。五線譜ではなく、イメージで構成された“楽譜”がとても面白いと思うと同時に、彼が思い描いたその曲を実際に聴けなかったことが残念でなりません。


また、彼は病床にあってもおどけて見せるユーモラスな人物だったことも忘れてはなりません。

YMO時の「君に胸キュン」、忌野清志郎との「い・け・な・いルージュマジック」、ダウンタウンを迎えた「GEISHA GIRLS」など、教授なんて硬いニックネームを持ちながらも、気さくでユーモアにあふれた人でした。死の直前に見せたおどけた姿がには、涙が止まりませんでした💦

試写後、プロデューサーの佐渡岳利さんとともに登壇した内田也哉子さんのお話も興味深い。彼女は幼少期から母・樹木希林さんに「死」を意識させられてきたという。「命は有限だからこそ、今が愛しい」と語った言葉が胸に残りました。


坂本さんも、死に対しての葛藤を赤裸々に日記に記されていました。抗がん剤治療を取るべきか迷い、延命の意味を問い続けた。最終的に治療を選び、音楽に向き合うように死とも真摯に向き合った姿が心に残りました。

僕は死ぬことにあがきたくない、その時が来たらそのまま受け入れよう、なんて思っているけれど、実際は、そんな甘いものじゃないのかも知れない。彼の姿を見て、死に対しても誠実でありたいと思いました。



「Ballet Mecanique(バレイ・メカニック)」という曲の中に

”僕には始めと終わりがあるんだ。こうして、永い間空を見ている”

という歌詞があります。
僕はその歌詞が好きでした。鑑賞後の帰り道、夜空に浮かぶ月を見ながら「僕には満月があと何回見れるのかなぁ?」と、寂しさと、少しの温かさを抱えながら帰路につきました。

坂本龍一ファンはもちろん、“死とどう向き合うか”という問いに興味がある方にも強くおすすめできる作品だと思います。音楽に真摯に向き合ったユーモラスな天才おじさん(#^^#)これからは彼の残した音楽と共に、生きていきたいと思います。