kingyohime

ディセントのkingyohimeのネタバレレビュー・内容・結末

ディセント(2005年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

いや~。
凄まじい映画だったの一言。

主人公は友人・家族と渓流下りを楽しんだ帰り、交通事故に合い夫と娘を失います。
その1年後-。
彼女を慰めようと冒険好きの友達が集い、とある洞窟を冒険する事になります。
最初わきあいあいと地下の洞窟探検を楽しむ彼女たち。
所が先へ先へと進む内、落盤事故で退路が絶たれます。
真っ暗闇の中、出口を探す内、彼女たちは次第にパニックに陥ります。
そして普通の精神状態でなくなりかけた彼女たちの前にさらなる恐怖が-。

この映画ジャンルは「モンスター映画」となってました。
でも私の感想としてはモンスターはつけたしだったように思います。
ただのモンスター映画と見たらこれほど物足りない映画もないと思う。

本当に恐いのは極限状態に陥った時に見える人間の本性というのかな・・・。
リーダー格でさっぱりした人間の裏の顔。
優しい友人の裏の顔。
向こう見ずで恐いものなしと思われた若い女性の裏の顔。
それは普通の生活では見られない事。
そして真っ暗な洞窟というのが人間の心そのものを表してるのだと思いました。

結局日の差す地上に出たとしても、暗闇の洞窟にいたとしても変わらず救われない人間の心をラストに感じました。
どこにいても心の本質は変わらないから当たり前か・・・。

この映画も当たりです!
最高傑作だと思います!
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