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王と生きる男
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目次

王と生きる男の作品紹介

王と生きる男のあらすじ

第 6 代王イ・ホンウィは、クーデターにより王位を追われてしまう。一方、寧越・鉱泉谷の村長オム・フンドは、高官の流刑地になれば村が豊かになると考え、“陸の孤島”と呼ばれる清泠浦に流刑になった高官を受け入れることを決意。フンドと村人たちは、村の未来を託すことになる罪人を待つが、やってきたのは期待していた高位の官職者ではなく、王位を追われたイ・ホンウィだった。

王と生きる男の監督

チャン・ハンジュン

原題
왕과 사는 남자/The King’s Warden
公式サイト
https://thekingswarden-movie.jp/
製作年
2026年
製作国・地域
韓国
上映時間
117分
ジャンル
ドラマ、歴史
配給会社
KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

『王と生きる男』に投稿された感想・評価

sonozy
4.5
韓国歴代興行収入No.1を記録した話題作『왕과 사는 남자(≒ 王と暮らす男)』

1457年、朝鮮王朝。
王位を追われた若き王・端宗/タンジョンと、彼を受け入れ、見張り、世話する立場となった小さな村の村長オム・フンド。
身分を超えた二人の、友情と絆の物語。

端宗の遺体をオム・フンドが引き取って埋葬したという短い歴史記録に着想を得たオリジナル脚本とのことで、二人の物語自体は創作です。

父の死に伴い1452年11歳で即位した端宗が、実務を遂行していた叔父の首陽大君(即位して世祖/セジョとなる)の陰謀で王位を追われ廃位・流刑となってしまったという史実。
本作では、世祖の姿は出さず、世祖を支える韓 明澮/ハン・ミョンフェが胸糞キャラとして登場します。

流刑者(権力を持つ元法務大臣)を受け入れた隣村の経済が潤ったのを見た村長オム・フンドは、次の流刑者の受け入れが認められ村人と期待膨らませるのだが…

悲劇の若き王・端宗を演じたイ・ホンウィ、村長オム・フンドを演じたユ・ヘジン。
コミカルで人間味のあるキャラクターでお馴染みのユ・ヘジンの演技が特に素晴らしく、クライマックスのシーンはこれまで見たことのない名演で心揺さぶられました。

11歳で即位し、3年後には王位を追われ流刑の身となり、16歳で賜薬に処され、遺体は川に投げ込まれたという悲劇の若き王・端宗。
歴史上、軽んじられてきたという端宗の最後の4ヶ月を心に残る物語として創作した名作です。
[2026/03/02, CGV 海雲台劇場で鑑賞]

"ただの観客として足を踏み入れ、
王・端宗(魯山君: 李弘暐)の民の一人となって劇場を後にした"
これ以上の言葉で、この映画を語ることはできない。

*장항준(チャン・ハンジュン)監督、初の1,000万突破を前もってお祝いして…🎉
韓国で大ヒットはもちろん、社会現象を巻き起こした一作。朝鮮王朝で最も悲劇的な王の一人として知られる端宗(タンジョン)の流刑時代を、宮廷ではなく、一人の村長と民衆の視点から描いた歴史ドラマ。

先に言う…
爆泣きだった。

これまで多くの名作に出演しているユ・ヘジンのキャリア史上最高の演技だったのではないだろうか?

この映画の面白さは、「王と民」という身分の違う二人が、いつの間にか一人の人間同士として向き合うようになることにある。

歴史上の端宗は、叔父の世祖によって王位を奪われ、流刑の末に命を落とした悲劇の王として知られている。だから観客は最初から、彼の運命をある程度知っている。それでも本作は、その「結末」ではなく、結末に至るまでの時間に目を向ける。

つまり、歴史の教科書に数行で書かれてしまうような人物にも、笑ったり、食べたり、誰かと話したり、誰かを心配したりする日常があったのではないか。

『王と生きる男』が描いているのは、まさにその「歴史に記録されなかった時間」なのだと思う。史料の空白部分に想像力を加え、端宗と民衆の関係を描いた作品としての完成度は高く、その視点を成立させているのがユ・ヘジンとパク・ジフンだ。

2人ともとんでもない演技力だった…。


歴史を動かすのは、いつも権力者だけではない。記録に残るような大きな決断ではなく、目の前にいる誰かを見捨てないという小さな選択が、時としてその人の人生を変える。

悲劇の結末そのものを見せるのではなく、そこへ向かうまでに確かに存在した笑いや友情、そして誰かを大切に思う時間を描いた作品。歴史に残った一人の王の物語ではなく、歴史から消されかけた「人間としての端宗」を取り戻そうとする映画なのだと思う。

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