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鬼火
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『鬼火』に投稿された感想・評価

3.7
好色で取るに足らない男が劣情に駆られ、結果として不幸な夫婦の悲劇の幕を引く。ガスで生じた鬼火は安直で興が削がれた。加東大介が銭湯で魅せる頬下の肌艶が忘れがたい。集金の際の出歯亀シーンの音楽の付け方が変。
◆あらすじ◆
ガス料金の集金人の忠七(加東大介)はある一軒家に訪れたところ、寝たきりの夫を抱える妻のひろ子(津島恵子)から料金が払えないが夫の看病のためにガスを止めないように懇願される。忠七はガスを止めない代わりにひろ子の身体を要求する。

◆感想◆
愛想がいいがどこか下卑たガス料金人の集金人と支払いに困る若妻とのかかわりを描いた作品となっており、集金人の小心者ながら自分の欲望を満たすべく若妻に言い寄る姿はどこまでもゲスイ行動ながらコミカルさがあり、その失敗が目に見える面白い存在となっていて、最後まで楽しむことができました。

ストーリーとして集金人の忠七の仕事風景からスタートしていき、彼の愛想と調子の良さから無難に仕事を済ませていて、明るさに満ちたキャラクターとして姿が描かれます。積極的に感情移入する人物ではないものの、好感を持てました。

しかし、忠七は仕事仲間から客からムフフな待遇を受けた話を聞いて、彼にロクでもない情欲が発生します。その後、彼好みの客のひろ子が現れたことで、彼はビビりながらひろ子に身体を要求していきます。ひろ子は薄幸で悲壮感に満ちた女性で、そんな女性に無体な要求をする忠七に呆れましたが、忠七の緩い感覚とひろ子の緊迫した状況がミスマッチしていて、誰が見ても失敗に終わる雰囲気を醸し出していました。

ラストはなかなか恐ろしい展開になっていて、面白かったです。

昭和20年・30年代の風景の中で最後にピリッと怖さのあるスリラーとして面白かったです。忠七の明るいキャラクターが最後に思わぬ目に遭うことで恐怖を覚えさせる展開はとても良かったです。

鑑賞日:2025年7月18日
鑑賞方法:CS 日本映画専門チャンネル
(録画日:2025年7月9日)
kty
3.4
50 年代日本映画黄金期に制作された千葉泰樹監督、加藤大介主演、伊福部昭劇半45分

ガス集金人役の加藤大介は、中年のオバケのQ太郎みたいで、ガス代に困った美人妻の弱味につけ込むただのスケベオヤジか?

庶民の話なのに、仰々しい伊福部昭先生の劇半も納得の純文学のような余韻に浸れました。

日本映画専門チャンネル 録画

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