鬼火の作品情報・感想・評価

「鬼火」に投稿された感想・評価

人がどれほど崖っぷちに居るかなんて他人には分かりゃしないことを描いた傑作中短編。不幸を分かってもらえない不幸。

清川玉枝が寿司をもぐもぐ食いながら「素人の女でも、気があったとしても一度二度は断るもんなんだよ」と加東大介を諭すシーンは、ほのぼのとした中にもドロリとしたところがあって心に残った。

女房の尻に敷かれつつも女中をてごめにする中村伸郎などなどキャスティングも最高。

千葉泰樹監督は本作を観た観客がどう思うかをどう思って製作したのだろう。時代背景を含め映画を超えたところにまで興味が湧いてしまう邦画史上に残る強烈映画。
加東大介が汗だくで歩きながら集金するシーンでかかる曲が、のちのスーパーX3のテーマだったのでシネマヴェーラでズッコケた。
加藤大介がガス会社の集金係りと言う立場を生かし、不幸な人妻とよろしくやろうとする中編映画。
夏のうだるような暑さがよく表現されてる。
ラスト、怖い。
uemiki

uemikiの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

始まりと終わりの落差が良い!

始めが、わりと平和な日常感で、どちらかというと楽しい雰囲気。
そんな日常からの、軽い気持ちでの、あのラスト。
怖い怖い。

主人公だって悪い人じゃなく、普段は優しく楽観的で良い人、というのが、しっかり演出されているのが良かった。

そして、フィルムで見るべき暗部の上手さ。怖さ。
神

神の感想・評価

3.7
コミカルに進んでいくかと思いきや。ラストの怖いこと!あの炎は津島恵子のどんな思いを表すのか。