舞台は美しい海をのぞむ村。岬の端にたたずむ喫茶店の女性主人がいれるコーヒーを心の支えに、人々はずっと変わらぬ毎日を送っている。しかし、ある常連客は娘が帰ってくると同時に病に倒れ、ある常連客…
>>続きを読む本山奈緒子(波瑠)は21歳の女子大生。突然の事故死により無二の存在だったかつての恋人・加地(葉山奨之)を失って以来、彼のことをいつまでも忘れられず、ことあるごとに思い出してしまう幻影に苦し…
>>続きを読む三人姉弟の長女で、今は夫と暮らす夕子は、急な事情で母の寛子と一時的に同居することになる。明るくて社交的な寛子だったが、夕子はそんな母のことがずっと苦手だった。不安を抱えたまま同居生活がスタ…
>>続きを読む出会って17年目にしてようやく結婚したコウタ(ダンナ)とユーコ(ヨメ)。入籍直後に妊娠が発覚し、幸せの絶頂のさなか、ヨメの直腸に悪性腫瘍が見つかる。夫婦の一大事を、自分のブログで報告するダ…
>>続きを読む親日報社に勤める南弓子は念願だった論説委員になる。だが初めて書いた社説に、ある宗教団体の教祖が激怒。そこから巨額の援助を受けていた政治与党の幹事長・榊原から圧力を受け、弓子は左遷を言い渡さ…
>>続きを読む「収入は月三万円、安定した仕事をしちょるそうな」と、お見合いからわずか5日で結婚。昭和36年、出雲の安来から上京した布枝が見たのは、花の東京とは無縁の、しげるの底なしの貧乏暮らしだった。質…
>>続きを読む戦争未亡人の春子は、熱海の旅館で働いている。敗戦後の混乱のなかで彼女は歌子と清一という二人の子供を抱え、かつぎ屋や怪しげな女としての商売までやらねば生きていけない。おまけに唯一の財産だった…
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