真っ黒こげ太郎

キャビン・フィーバーの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)
4.0
ピーター・ジャクソンさんが絶賛…あっ(察し)


例によって例の如く夏休みを満喫するために森のキャビンにやってきたおバカでパリピな5人の若者達。
セッ〇クスに勤しんだり、しょーもない怪談話をして盛り上がる若者たちだが、突如全身がズタボロな男が突然現れ、車に血を吐いたりする。
若者達は事故で男を燃やしつつも(えっ)男を追い払うが、次の日体調不良を訴える仲間の女性の太股の皮膚がズル剥け、血と膿まみれに!

感染した仲間を隔離しつつも、発病していないかを確認したあと、手分けして助けを呼びに行ったり、仲間の様子を見たり車を洗浄したりする。
しかし、助けを呼びに行った先の雑貨屋でガキんちょが何故かカンフーを披露した挙句噛みついたり、「息子に感染させたな!」と店の親父がブチ切れて襲ってきたり、ズタボロな男の犬が凶暴化して襲ってきたりとややこしい事態になるのだった。
更に、息絶えたズタボロな男は貯水池に落ち、水を飲んだ若者にも病気が感染していくのだった…。



山小屋の若者たちが謎の細菌によって皮膚がズル剥け、パニックに陥ってゆくパニックホラー。
スプラッター・ホラーでお馴染みのイーライ・ロスさんのデビュー作。

お話はもうありがちな若者がパニックになる系のお話。雰囲気としては全編重苦しさに満ちている。
ゴアシーンは低予算故控えめだが、雰囲気は良いし緊張感もあって、割と見入った。
バカな若者達が感染を疑い疑心暗鬼になるのも良い。

だが、残り30分位で変なガキんちょがカンフーしたり、田舎の荒くれ男が襲ってきてチェイスしたりと、話は変な方向へ加速してゆく。w
終いにはハーモニカを喉につっかえて音色を奏でたり、病院で一瞬映る着ぐるみウサギ(よく見るとあのガキんちょにパンケーキ食わそうとしてるw)、そして殴られた仕返しとして死に際の感染者を池にポイする警官など、色々と狂ったシーンのオンパレード!!!

ついでに話もそのまま胸糞エンドからの事態悪化エンドと、ダークな結末に向けて突っ走ってゆく!!!w


正直前半1時間と後半30分で色々とおかしくなるが、グロはしっかりしてるし、意外にもギャグシーンも多めで結構楽しめました。w

正直この手のスプラッターにしてはグロは少な目だが、この手のジャンルが好きなら十分楽しめるんじゃねぇかな。


パンケーキ!(カンフーしながら)