チベットを舞台にした珍しいアニメ。マッドハウス制作でキャラデザが浦沢直樹なんで、モンスターやマスターキートンなどでお馴染みの布陣だね。

町から遊牧民のエリアに来た少年テンジン。父とは確執がある。草原の生活に慣れずに落ち込んでたが、金色のチベット犬ドージェとの出会いで明るく強く育つ。
何者かによる人・獣の殺害事件があり、盗賊団はドージェを犯人と思いつけ狙う。
ドージェは前の飼い主の仇である真犯人の巨大な獣と対峙し戦う。

知らんかったがチベット犬ってめちゃくちゃデカくでモフモフなんだね。

遊牧民特有の世界観がしっかり描かれていて、浦沢キャラのリアリティと非常にマッチしてる。
テンジンの声が子役時代の濱田龍臣きゅんでドージェとの絡みに萌える。

しかし、父との確執が解決されずに終わった感があるのがもったいない。
敢えてぶっきらぼうにして優しさを見せない父だが、最後まで優しさを見せず。
ドージェが獣と戦ってるのも、決闘だからと言って助けずに見ているだけ。
医者だから最後もドージェを助けるのかな？と思ったけど、それも無かった。

そもそも悪魔と称された巨大な獣ってなんだったろう？熊？

全体的に凄いしっかり作られているぶん、細かい所がかえって目についちゃうね。

中国との合作とのことだが、チベットへの圧政が取り沙汰される今、劇中の様な豊かな世界がどうなっているのか、とても心配に思う。

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ストーリー的には大味だけど
少年の力強さとか
自然の美しさとかは良かったですね

なんかめっちゃ好きな感じの話だった気がする。チベタンマスティフ飼いたい