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ザ・ファミリー
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『ザ・ファミリー』に投稿された感想・評価

4.1
パンスト強盗をスナイパーがブチ殺す冒頭、彼は予めフィールドを俯瞰できる(簡単に形勢逆転できる)位置に潜んでいたことを示すショットに痺れる。決着後に隠れていた視点が明かされるサプライズ的演出。お話は確かにゴッドファーザーだったが、誰一人として美化されていない非情さにこそ感激する。クライマックスの銃撃戦も生者や発砲などに興味はなく、徹底して「死にゆく者の姿」に執着する画面がアクションの暴力性を掻き立てる。
バットを用いた拷問がアンソニー・クインのゴルフスイングに繋がれ、彼に裏切り者の名が伝えられる連鎖の簡潔かつ効果的な省略。
ドンの死亡を契機としたマフィア間の抗争を描いたギャング映画。
監督はリチャード・フライシャー。
原作・脚本はマーヴィン・H・アルバート。
原題:The Don is Dead
(1973年、1時間55分)

3つのマフィアが共存するラスベガスで、ボスの一人ドン・パオロが亡くなった。
親分を失ったファミリーは解散し縄張りも組員も他の2つの組に併合されることになった。
同時に、パオロの実子のフランク(ロバート・フォスター)だけは将来跡目を継ぐという約束で、別の組のドン・アンジェロ(アンソニー・クイン)の養子になった。
さらに、フランクの組の幹部になるはずだったファーゴ兄弟の兄ヴィンス(アルフレッド・レッティエリ)は独立して新しい組を設立し、堅気になろうと決心していた弟トニー(フレデリック・フォレスト)は束の間だけ手伝うことにした。
そんな中、服役中のドン・アッジシオ(ジョン・デューク)に代わり組を預かるルイジ・ホランド(チャールズ・シオフィ)は、妻と共謀してアンジェロとフランクやトニー兄弟とを争わせて、町を支配しようと企む…。

~登場人物~
1️⃣レガルブート・ファミリー
・ドン・パオロ:亡くなる。
・〈息子〉フランク(ロバート・フォスター):まだ青い。
・〈相談役〉ヴィト・リッコボーノ(ジョージ・スカフ)

2️⃣ファーゴ兄弟(フランクの仲間)
①〈兄〉ヴィンス(アルフレッド・レッティエリ)
・〈その妻〉ネッラ(イナ・バリン)
②弟、トニー(フレデリック・フォレスト) :頭が切れる。

3️⃣ディモーラ・ファミリー
・ドン・アンジェロ(アンソニー・クイン)
・〈相談役〉ミッチ・ディモーラ(ルイス・ゾリッチ)
・〈手下〉ジョニー・トリスコ(アンソニー・チャルノータ)

4️⃣ベルナルド・ファミリー
・ドン・アッジオ(ジョン・デューク):服役中。
・〈相談役/ドンの代理〉ルイジ・ホランド(チャールズ・シオフィ)
・〈その妻〉マリー(ジョー・アン・メレディス)

5️⃣その他
・〈歌手志望の女〉ルビー・ダン(エンジェル・トンプキンス):フランクの恋人→ドン・アンジェロの女。
・ルッジェーロ・ナンツィーニ(?):ナポリのファミリー。ドン・バオロの弟分。

①「ゴッドファーザー」のフライシャー版。
②女は争いの元。ご注意。
コッポラの『ゴッドファーザー』が1972年

フライシャーの『ザ・ファミリー』が1973年

それは二番煎じなのか、柳の下のどじょうなのか、ジャンル問わずどんな映画でも引き受けるフライシャー監督の匠のワザを見極めてみようと思いました。


しかしここで問題が発覚


『ゴッドファーザー』をまともに観ていなんです。

一番煎じのお茶を飲んでいないし、一匹目のどじょうも見ていない。つまり比較できません悔しいけど。


原題『THE DON IS DEAD』


DQNではありません。DONです。ドンが死ぬところから始まります。それはつまり、ドンのシマがねえ、空いちゃうんです。そう、これは利権を巡って血で血を洗う真っ赤な抗争の始まりの予感…

始まりの4分間、張り込みしたり電話したり色々動きはあるのですが、この間セリフが全く無い。無言の意志疎通。この演出がかっこいい。さすがフライシャー監督。さらにこの独特な音楽。なんという緊迫感。数々の名作の映画音楽を手掛けたジェリー・ゴールドスミスさんです。いい仕事しますね。

暴力で他人を傷つける者は、暴力で傷つけられる覚悟がないとダメです。すぐキレる。ファミリー以外は殴る蹴る。女にだって手をあげる。忍耐力がゼロ。うん。そうなるよね。

裏で暗躍する暗黒卿。スカイウォーカーのファミリーの物語は終止符が打たれたばかりなのに、こっちのファミリーの物語は受け継ぐ者のフォースが足りないせいでぜんぜん終わりが見えない。搦め手から攻められて、このファミリーの面々は、愛憎渦巻く血みどろの舞台で踊り出すのです。

委員会の決定を待っていては間に合わない。

感情に走るな。それは暗黒面に繋がる。落ち着け、冷静になれ。戦争を止めろ!!

スター・ウォーズにハマった長男が言ってました。

「すべてはバランスだよ」と

委員会がバランスをもたらすのか、それとも暗黒面が蹂躙するのか、暴力を振るってきた者たちに、暴力の鉄槌が下されるのです。愛する者を奪われたら、その代償を支払ってもらう感じで。

お互い血の涙を流しながら、もはや後戻りなどできなくなってしまいます。まさに因果応報、銀河往訪、仁義などあって無さそうなこの業界に暗黒面の帳が下りていきます。破滅の未来しか見えなくなってしまいます。

もうダメだ

そう思いました

その一杯は、起死回生のワインなのかそれとも最期のワインなのか、このシーン、ドキドキしましたね。終盤のこのワインを飲むあたりから面白さが加速していきます。これからいったいどうなってしまうのか、ぜんぜん予測がつかない。

池田屋の階段落ちの次の次くらいにランクインしそうなこの階段のシーンが個人的にはすごく好きです。(でも『ヴァリエテ』の階段落ちには勝てないかな…あっちはホラ、殿堂入りだから)

無駄を省いたテンポの良い殺し合いの応酬、ド派手な爆発、そして俳優陣の渋い演技。複雑な人間関係とその感情の裏側を、セリフを極力少な目にして絵で観せる。ラストに漂うこの得も言われぬ哀愁は、フライシャー監督らしい匠のワザですね。

『ザ・ファミリー』に似ている作品

暗黒街

上映日:

2017年10月14日

製作国・地域:

上映時間:

130分
3.4

あらすじ

カジノ計画を含む、再開発法案の成立を目論む与党の大物議員フィリッポ・マルグラーディ、通称ピッポ。その背後には裏社会を仕切る“サムライ”と呼ばれる伝説のマフィアを始め、利権にありつこうとする…

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