きき

抱擁のききのレビュー・感想・評価

抱擁(2002年製作の映画)
2.5
dTVで配信終了だったので、2020年最後の映画にチョイス。
『ベティ・サイズモア』のニール・ラビュート監督作で、主演はアーロン・エッカートとグウィネス・パルトロウ。

現代のロンドン、19世紀の有名詩人、ランドルフ・アッシュ(ジェレミー・ノーザム)の没後100年を記念する展覧会が行われていた。
アメリカ人の研究者であるローランド(アーロン・エッカート)は、図書館で彼の蔵書を読んでいる際、手書きの手紙を発見する。
その手紙がラブレターだと分かり、愛妻家だったアッシュに別の女性がいたこと、そしてその女性が同じく詩人であるラモット(ジェニファー・エール)だと知り、出来心で持ち出してしまう。
そして、ラモットの研究科である、イギリス人のモード(グウィネス・パルトロウ)を訪ね、ローランドの行動を批判するも、誰も知らない事実に二人はその足取りを追うことにする。

というお話。

まず、この詩人は実在する、のかしら?
ググってみたけど特にヒットしなかったので、完全な創作かも。

ジャケット画像と邦題から、エロティックな展開になるのかと思いきや(笑)、全然そんなことない、正統派ロマンス映画。
このストーリーで濃厚なベッドシーンとかいらないんだけど…と思いながら観ていたので、個人的には裏切られて良かったかな( ˙꒳​˙)

ストーリー自体は悪くなかったと思う。
文学の研究をしている二人が、それぞれの専門としている著者の秘密の逢瀬を追う、なんてロマンティックじゃない♡?

でも、名前が沢山出て来てとにかくわかりづらい…最初は名前覚えられなくて、え、誰の話?それ誰?って何度も思ってて(笑)その著者の設定もしっかりしたいのだろうけど、伝わりづらくて混乱させられて、ストーリーに集中出来ない。

それもそのはず、その著者の逢瀬のシーンと現代のシーンが交互に出てくるから、尚更混乱する。
悪くないけど、もう少しすっきりさせてくれても良かったかなぁ。

アーロン・エッカートは好きなのだけど、研究者には見えない風貌。
そして恋愛で何かあった過去を仄めかすけど、結局その話は最後まで出てこなくて、伏線じゃないの?と。

グウィネスは確かにイギリス人を演じるのが上手いアメリカ人だったし、可愛かった!
この時期かな?イギリス人を演じるのが最も上手い女優みたいに言われてた時期あったよね。

ラモットを演じてた女優さん、コリン・ファースの『高慢と偏見』のエリザベス役の人で、ちょうど観てるところだったから、自己主張の強い、意思、芯の強い女性の役がぴったりだなって思って好感◎!

記録 : 2020年306本目。
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