ペコリンゴ

理想の女(ひと)のペコリンゴのレビュー・感想・評価

理想の女(ひと)(2004年製作の映画)
3.8
記録。
二種類のいい女。

『ブラック・ウィドウ』観たいんだけど近場の劇場で上映しとらんもんで、まぁ同じくスカーレット・ヨハンソン主演の本作のレビューでも。

原作はオスカー・ワイルドの戯曲。
南イタリアの避暑地アマルフィを舞台に、夫に一途な純情新妻メグと、男を骨抜きにする奔放な美魔女アーリン、そしてメグの夫ロバートが繰り広げる疑惑と思いもよらぬ真実のドラマ。

そのタイトルから、ありがちな男女のラブストーリーかと思いきや、もう一歩深みのある物語の展開にグッとくる良作。

当時20歳そこらであったスカヨハの初々しさが一途な新妻役にベストマッチ。足バタバタさせながらプレゼント開けるとことかホント可愛い。

対象的に妖艶な大人の魅力と周囲の悪評にも動じない強さを持つアーリンをヘレン・ハントが名演。アーリンを愛するようになるタピィ役トム・ウィルキンソンも素敵すぎた。

大人にオススメな愛の物語です。