▪️Title : 「四月物語」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1998
▪️JP Release Date :1998/03/14
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-526 再鑑賞
🕰Running Time:67分
▪️My Review
松たか子21歳、映画デビュー作、ほんと輝いていますね！！本作、岩井俊二監督ならではの優しいキュンとする作品、そして松たか子の松たか子による松たか子のための作品です。
『四月物語』は大作『スワロウテイル』と小説『ウォーレスの人魚』完成後にある種の息抜きとして撮影された“自主製作映画”で、約70分の中編ですけど、そのぶん、“岩井マジック”が効率よく凝縮された良作です。映画での主演はこれが初めてという松たか子を純真素朴なキャラクターで魅力たっぷりに描き、ファンを喜ばせた岩井俊二監督70分の中編です。
松たか子が扮するのは東京の大学に通うため北海道の親元から離れてひとり暮らしを始めた女子大生。解放感と不安の交錯するその新しい生活が、初春の武蔵野を舞台に淡々としたタッチで岩井監督らしい表現でつづられていきます。
特別何ということのない日常を切り取ってみずみずしく見せる描写はいつもながらに繊細。柔らかい光にあふれた映像も心をなごませてくれます。冒頭、雪の出立シーンで見送りの家族の中に松本幸四郎の顔があったり、主人公が立ち寄る名画座でやはり岩井監督の手になるモノクロ時代劇が上映されていたりと細部の仕掛けも楽しいですね。

物語は。。。
四月、桜が満開の季節。東京・武蔵野にある大学に通う為、北海道から上京してきた卯月は、慣れない土地で独り暮らしを始めます。おとなしい性格の彼女は、変わった性格の友人・さよ子やアパートの隣人の照子など、個性の強い人々との触れ合いの中で、次第に心を開いていきます。だが、そんな卯月もさよ子に大学の志望動機を聞かれた時だけは、思わず言いよどんでしまうのでした。実は、卯月には人に言えない動機があったのです。それは、高校時代に憧れていたひとつ上の先輩・山崎と同じ大学に通いたかったから。山崎を追って上京してきた卯月は、彼がバイトをしている本屋に頻繁に通うようになります。ある日、山崎は遂に彼女のことを想い出してくれます。卯月は、都会の片隅で愛の奇跡を信じるのでした。。。

▪️Overview
「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二が、本作が映画初主演となる松たか子演じる女子大生の淡い恋心を描いた青春ドラマ。北海道の親元を離れ、大学に通うために上京した卯月。新しい人々との出会いなど小さな冒険の中で、卯月は東京の生活に少しずつ慣れていく。そんな彼女には、憧れの先輩と同じ大学を選んだという人には言えない不純な動機があった。（引用:映画. com）

桜の散らせ方が半端ない。もはや桜の雨。
大学生になった女性が北海道から上京。１人暮らし、大学と慣れないことばかり。
松たか子さん初出演の映画とか。初々しい。
ストーリーが動き出すまでが長い。
初恋の人を追いかけて東京来たんだね。バイト先まで突き止めて。
雨の降らし方も半端ない。

心温まる。
良い話だ…。

新生活が始まる時、新しい環境に飛び込む時、誰かとの別れの時、そんな時に見て欲しい、見たい映画です。新しい人生が始まった時って、過去のことを全部忘れて「今日から新たな１ページを！」って思いがちだけど、やっぱどこかで過去が影響してくるわけだし（悪い意味じゃなくて）、今まで無意識にやってたことも、立派な土台となって自分を支えているんだろうなと思います。

岩井俊二の映画は、映像ももちろん好きなんだけど、音楽がめっちゃいい。選曲のセンス高すぎですね。

四月物語という名前の通り、桜舞う4月に起こった暖かい物語。松たか子が初々しくて可愛いです。あと桜舞い過ぎです。

東京の大学に通うため、北海道から上京した卯月は、小さなアパートで初めての一人暮らしを始める。個性的なアパートの隣人、大学のサークル仲間らと触れ合ううちに東京での生活にも慣れていくが、そんなある日、卯月は高校時代に憧れていた山崎と再会する。大学進学のために上京した女子大生の恋を、岩井俊二監督らしい４月の柔らかな光を捉えた映像美で描いた青春ドラマ。松たか子の家族役で、松本幸四郎ら本物の家族が出演。

ぜひぜひ