TAMU

JSAのTAMUのレビュー・感想・評価

JSA(2000年製作の映画)
4.4
くわーっ。緊張感ありました〜♪
名作と呼ばれる数多くの韓国映画をスルーしている私ですが、ようやくJSAに辿り着きました!辿り着いて良かった(笑)

北と南の軍事境界線で偶然起きる南の兵士(イ・ビョンホン、キム・テウ)、北の兵士(ソン・ガンホ、シン・ハギュン)の出会い。
そして、お互い通じ合うからこそ育まれていく友情、ぶつかり合う愛国心、そして起きる事件。

物語は事件から始まり、永世中立国として駐在するスイス軍ソフィ(イ・ヨンエ)がこの事件に疑問を持ち調べ始める。

この辺り、何でそんな事に疑問を持つかよく分からず、難しい(汗)と思っていたのですが、中盤から後半、温かくからの熱い展開に目が離せなくなりました♪ そして結局、前半に戻っておさらいw

これはもう何百人目語ったか分からんですが、ソン・ガンホベスト級でしょう。圧倒的な兄貴感。この映画の軸となる北の人間にも魅力はあるのでは?といった点に実に説得力がある。特にチョコパイと愛国心、記憶に残りそうな名シーン。

北の兵士ぽく頑なながら心優しいシン・ハギュンの笑顔も忘れられん。ついでに今や常に兄貴的存在のイ・ビョンホンがソン・ガンホにヒョン(兄貴)とか言っちゃうとこグッと来ちゃいました♡←

この映画、ミステリータッチで紐解く事件の真相を巡って、北と南の友情を描き、人間の尊厳は何かてとこに落とし込んでいくのは見事。
イ・ビョンホンが最後何でアレしたかは深い。そしてじっくり今も考え中。
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