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『叫』の
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叫
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配信サービス配信状況無料期間と料金
TSUTAYA DISCASレンタルなし 【宅配レンタル】旧作:399円~、新作:630円~
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TSUTAYA DISCAS

叫

TSUTAYA DISCASで、『はレンタル配信中です。

配信状況無料期間と料金
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なし 【宅配レンタル】旧作:399円~、新作:630円~
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【宅配レンタル】旧作:399円~、新作:630円~なし-不可能1-
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支払い方法 ・クレジットカード ・携帯決済 ※単品レンタルではSoftBankのキャリア決済はご利用いただけません。
対応画質
DVD/BR

TSUTAYA DISCASの特徴

  • ・DVD・CD・コミックの取扱国内最大級の宅配レンタルサービスです。
  • ・DVD:41万タイトル以上、CD:31万タイトル以上、コミック:11万タイトル以上
  •  の作品を取り揃えております。
  •  ※2025年2月時点
  • ・新規会員様は単品レンタルクーポンを1枚付与され、好きな作品を1枚無料で楽しむことができます。
  •  ※単品レンタルクーポンとはTSUTAYA DISCAS内で利用できるオンラインクーポンです。入会後30日以内に付与します。

TSUTAYA DISCASに登録する方法

  1. TSUTAYA DISCASトップページから「今すぐ無料レンタルする」を押します。

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TSUTAYA DISCASを解約する方法

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『叫』に投稿された感想・評価

4.0
 東京湾岸地帯で“赤い服”を着た女の殺人死体が発見され、捜査に当たる事になったベテラン刑事・吉岡(役所広司)は同僚の宮路(伊原剛志)と共にに犯人を追いはじめた。同様の手口による殺人事件が相次ぎ、連続殺人事件として捜査が進められる中、吉岡はそれぞれの事件被害者の周辺に“自分の痕跡”を見つけ、「自分が犯人ではないか…」という思いに苛まれ始める。彼の疑心暗鬼は日に日に悪化し、宮地は吉岡を疑い始める。ここでは『CURE』の高部刑事のように、常に冷静沈着で現場叩き上げの凄腕刑事・吉岡がいる。彼は現場に急行し、殺人事件の痕跡となる物証を探るが、その過程で見覚えのあるボタンを見つける。部屋に戻って古いコートを探ると、コートのボタンはちぎれていた。その後警察の取り調べで、物的証拠とDNA反応とをコンピューターにかけると、照合率97%で出て来たのは、何と吉岡本人だった。ほどなくして第二の殺人が起こる。息子を注射器で殺した医師の殺人の手口は1件目の事件と酷似している。海水の水たまりに顔を無理矢理つけ、窒息させ殺すという残忍なものだが、加害者は1件目の事件とは直接関係ないことがわかる。それどころか同一手口の殺人が互いに無関係に別の地点で複数明らかになる。ここで事件の全容は『CURE』のように不気味に苛烈さを極め、主人公の刑事はやがて精神的に追い詰められる。

 やがて加害者のある共通点を見つけ出した吉岡刑事は、真相究明のため単独でその地を訪れる。世界の崩壊を実感として予期した吉岡刑事は、自分の恋人である仁村春江(小西真奈美)と共に、「ここではないどこか」へ旅に出ようとする。ここでも彼は無計画にどこか遠くとか海外かもしれないと嘯くのだが、彼女は黙ってその指令に従う。小西真奈美が演ずる吉岡刑事の恋人は最初から、物静かで聡明で彼に寄り添う人物として描写される。おそらく刑事である恋人のために、身の回りのことを手伝ってくれるこの女性は、彼の妻ではないが理想の女性である。女性は少し笑みを浮かべた後、静かに彼の部屋を立ち去る。また一方で、事件の捜査の心的ストレスで情緒不安定になる吉岡を、優しく包み込むような包容力を見せる。吉岡はこの女性の膝枕で横になり、彼女の身体をゆっくりと抱きしめ、そっと押し倒すが、どういうわけかその時の彼女の表情は満ち足りたようにも、この世のものではないようにも見え、はっとしてしまう。思えば冒頭から彼女が登場する場面には、決まって吉岡刑事以外の人間は出て来ない。2人で外で会う場面でも、明らかにその場所が東京のどこかであるにもかかわらず、背景には人っ子一人いないことに気付く。その推測はあながち間違いではないようで、吉岡刑事が「ここではないどこか」へ行こうとトランク一つで彼女を誘い、ある列車の駅に着いた時、そこが駅であるにもかかわらず、まったく人の気配がしないのである。

 対照的に、吉岡の周りは常に人で溢れている。事件の捜査中も人で溢れかえり、下手したらアリバイを聞かれさえする環境なのだが、春江と一緒の時だけはそこに誰一人介在してこない。ここで春江と聞いて重要なことを思い出す。それは『回路』の登場人物の中で、小雪扮する唐沢春江の存在である。間宮や吉岡と同様に、この名前が何らかの偶然に過ぎないのだとしても、黒沢の中である種の意図した傾向を示すキャラクターであることは間違いない。クライマックスの何もいないところを抱きしめる場面はリチャード・フライシャー『絞殺魔』への静かなオマージュに他ならない。核心に少し触れるが、役所広司は物語の最初から彼女の存在を受け入れていたのではないか。一見、ごく普通の猟奇殺人ものに見えた今作だが、15年前の忌まわしい過去が明らかになっただけで、事件は何一つ解決していないばかりか、有能な刑事がこの世から消えてしまう。彼女は最初からこの世ではないあの世に行ってしまった。その人間をこの世に留まらせ、どこか遠くへ行こうと役所広司は誘う。黒沢の語りは、『カリスマ』の頃のように実に難解で不明瞭である。
「CURE」に続き黒沢映画第2弾!

葉月里緒菜の幽霊が怖くは無いけど不気味な感じだったな。
メイク等や過剰演出無しでここまでホラーっぽく仕上げれた事に驚いたΣ(゚д゚lll)

全体の雰囲気は「CURE」とは違い明るい景色が多く余裕を持てたので怖いと思うところは少ないけど本当に恐ろしくしようと狙いがある所は緊張感が張りつめる( ゚д゚ )

幽霊がジリジリ寄ってくるのは怖い(着信アリにもあったよね?)

小西真奈美のファンになりそう(^Д^)
(膝枕羨ましいぞ!)
『叫』は、一見すると「赤い服の女」という分かりやすい怪談的モチーフを備えたJホラー作品に見えます。しかし実際に描かれているのは、幽霊の恐怖そのものよりも、都市が抱え込んできた忘却の構造と、それに対する倫理的な問いです。本作はジャンル映画の形式を借りながら、その内部からJホラーの約束事を静かに解体していく、きわめて黒沢清的な一本だと感じました。

「赤い服の女」という分かりやすい怪談アイコンが存在する一方で、怖さの中心はそこにはありません。恐怖はもっと日常の底に沈んだ場所にあります。誰かの死を「見た」のに、助けなかった。忘れた。通り過ぎた。そうした不作為が、時間を置いて形を持って戻ってくる。黒沢清がこれまで撮り続けてきた“世界の綻び”が、本作では湾岸の埋め立て地という、最初から不安定な地盤の上に置かれている点が決定的です。

画面は彩度を奪われた灰色と青に支配され、そこへ幽霊の赤だけが刺さるように配置されます。この赤は恐怖の記号であると同時に、都市がコンクリートで塗り潰そうとした「記憶」が、暴力的に回帰してきた痕跡にも見えます。しかもその幽霊は、ただ“いる”だけでは済まされません。動き、落ち、飛ぶ。従来のJホラーにおける「静的な呪い」から、逃げ場を奪う「動的な脅威」へと変換されており、そこに黒沢清の意地の悪さと発明性を感じました。

さらに興味深いのは、刑事が事件を解く側であるはずなのに、最初から「自分が犯人かもしれない」という疑惑を抱えた存在として設定されている点です。ミステリーの形式を取りながら、物語は解決に向かうほど自己が崩れていきます。つまり本作における捜査は、秩序回復のための行為ではなく、自己解体の手続きとして機能しているのです。そのため観る側は、真相に近づいてスッキリするのではなく、「現実が溶けていく」感覚へと引きずり込まれていきます。

黒沢清のホラーに通底する“余白”の感覚も健在です。東京を舞台にしているにもかかわらず、街は妙にガランとしており、人がいないというより、共同体の気配そのものが欠落しています。ここで描かれる幽霊は、超自然的な存在というよりも、「他者を見捨てる社会の癖」が、ついに目に見える形を取ってしまったものに近いのかもしれません。怖さの中に、どこか拭いきれない悲しさが残る。その根は、かなり社会の側へと伸びている作品だと感じました。



※以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。








































この映画の中で最も恐ろしいのは、「幽霊が人を殺す」こと以上に、都市そのものが“液状化”していく描写です。湾岸の埋め立て地は、海を押し込めて作られた土地です。だからこそ本作では、本来あるはずのない場所から塩水が湧き、海水が肺から検出され、建物の内部にまで“海”が侵入してきます。これは単なる怪異ではなく、都市が押し隠してきたものが、地盤の隙間から滲み出してくるメタファーとして機能しているように見えます。埋めた過去は、埋めたままではいられない。隠蔽は、いつか物理現象として返ってくるのです。

「黒いビル」とフェリー航路の設定は、その“返ってき方”を倫理の問題として固定します。かつてフェリーの乗客たちは、赤い服の女を「見て」いました。しかし、見たまま通過し、景色として消費しただけでした。安全な距離から眺めるだけで、関与しなかった。その無責任な視線が、のちに彼らを連鎖的な殺人へと追い込んでいきます。ここで幽霊は、単純な復讐者というよりも、傍観者の罪を起動させる触媒として機能しているように思えます。「自分は直接殺していない。だから無罪だ」という理屈の隙間に、赤が入り込んでくるのです。

そして本作が残酷なのは、幽霊の論理が特定の個人に向けられていない点にあります。「私は死んだ。だからみんなも死んでください」という言葉は、犯人への罰ではなく、共同体全体への呪詛です。都市の中で見捨てられ、忘れられた者が、「忘れた側」へ同じ無関心を返す。助けないなら、救われない。覚えていないなら、覚えさせる。そこには善悪というより、恐ろしい平等が横たわっています。

吉岡が刑事であると同時に犯人でもあるという構造は、黒沢清が繰り返し描いてきた「追う者と追われる者の境界融解」を、さらに自己言及的な円環として閉じ込めたものだと思います。捜査とは、真相を暴く行為である一方で、吉岡にとっては自分自身の罪を再発見するための作業になってしまう。しかもその罪は、恋人である春江の殺害という、極めて近い場所に埋まっています。つまり彼が追っていたのは、外部の怪異ではなく、自分が“忘れたことにして生きてきた罪”そのものだったのです。

ここで春江という存在が、単なる恋人役に留まらない点も重要です。彼女は「忘れること」を勧める側に立っているようでいて、終盤では彼女自身がすでに殺されていた可能性が濃厚になります。そのとき彼女の包容力は、癒しではなく、吉岡の自己正当化が生み出した幻影にも見えてきます。忘却は救済の顔をして近づきますが、結局それは罪を薄めるための装置にすぎません。だからこそ黒沢清は、除霊や成仏といった“分かりやすい解決”を許さないのだと思います。

映像の余白やロングショット、白昼の怪異、固定カメラで捉えられる地震の揺れ。これらはすべて、「主観が揺れている」のではなく、「世界そのものが揺れている」という感覚へ観る側を追い込むために用いられているようでした。怖いのは幽霊ではなく、現実の方が壊れていることです。世界への信頼が剥がれていく感覚が、画面の隅々にまで行き渡っています。音の設計も同様で、耳鳴りのような高周波や不快な低音は、都市の深層から響く“叫び”に近いものとして機能しています。登場人物だけが聞いてしまうノイズは、抑圧されていた記憶が表層化している証拠にも見えます。

終盤で明らかになる、吉岡自身の罪と、それを覆い隠してきた記憶の構造は、本作の倫理的な冷酷さを決定づけます。彼は逮捕されることも、死によって清算されることもありません。赤い服の女と共に、終わりのない時間を生き続けることを強いられます。ここで否定されるのは、「除霊」や「成仏」といった分かりやすい解決です。幽霊は倒すべき敵ではなく、忘れてきた責任と共に生き続けなければならない存在として残されます。

『叫』が最も残酷なのは、幽霊に意味を与えることも、責任を引き受けて終わらせることも許さない点にあります。忘却は免罪符にはならず、償いが完結することもありません。都市は罪を埋め、個人はそれを見ないふりをしますが、その態度そのものが次の惨事を準備しているように見えます。赤い服の女は怪異ではありません。彼女は、この社会が「見なかったこと」にしてきたすべての記憶が、ついに形を取った結果なのです。そしてその“叫び”は、スクリーンの中だけで完結せず、観ている側の立ち位置にも確かに届いてきます。だからこそ怖い。その叫びが、どこまでも他人事にならないからです。

『叫』に似ている作品

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上映日:

2001年02月10日

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上映時間:

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  • KADOKAWA
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