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黒の凶器
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『黒の凶器』に投稿された感想・評価

Jimmy
3.5
黒シリーズ第9作、このシリーズやはり田宮二郎主演がイイ🙂
共演は大映女優だった浜田ゆう子。『しとやかな獣』など出演多数。
この映画、産業スパイものだが、昭和のこの時代の「スパイ」というと「黒い服+黒サングラス+黒い帽子」というオバQなどでも見られる格好をしている😄笑

ある電機メーカーで働いている片柳(田宮二郎)には「夜間大学に通って技師になり、幸せな結婚をして母親を喜ばせるという夢」があった。
そんな時、バーで知り合ったれい子という女(浜田ゆう子)と幸せな結婚を望んだ片柳は、れい子が「株で利益を得るために会社で研究している物を調べてくれない?」と言われてそれに応じたら、会社にバレて会社をクビになってしまった。夢が破れた。
するとれい子はバーを辞めて行方不明になるが、彼女はライバル電機メーカーのスパイだった。衝撃を受けた片柳は、自分と母親の夢を砕いたこれらの会社に復讐するために産業スパイとなる。
そして、このあと産業スパイを巡る駆け引きドラマ、田宮二郎と浜田ゆう子の恋の行方物語が繰り広げられる。

この映画が公開された1964年頃には小型テープレコーダーでの盗聴、ペン型ミニカメラでの機密文書撮影などは、それなりに進んだものだったのかも知れないが、テープレコーダー盗聴器のテープ入れ替えを田宮二郎が浜田ゆう子に頼むあたりを見ると「長時間録音ができない時代だった」のを感じる。
確かに、1976年/1978年来日公演でRainbowライブ録音は120分テープでひっくり返しが必要だった。……隣の人が録っていた。

この映画、産業スパイの手口や駆け引きが楽しいが、全体的に大きな波が無かったあたりが惜しい🥲
もう少し、なんらかの盛り上がりがあっても良かったと思う。

<映倫No.13591>
路地に男女を立たせて引きで決めて撮ったり、車内を後部座席から手持ちキャメラで撮るくだりにごきげんなジャズを流したり、おそらくゴダールの影響は大。物語は、右にも左にも揺れてよく分からない。産業スパイの田宮二郎も切れ者のようでそれほどでもなく、そんな若造にいいように振り回される周りの大人たちが馬鹿みたいに見えるからサスペンスとしては失敗。
泥臭い話に、ヌーヴェルヴァーグ的な感性で映画を撮っても全然はまらないと言うか、その試みを徹底しているならまだしも、基本はベタな日本(娯楽)映画でしかないので、そのなかに挟まれるスタイリッシュさが、ちぐはぐと浮いたように見えた。おフレンチ映画の役者のように着飾る浜田ゆう子の佇まいのみ良かった。
3.8
田宮二郎が再び産業スパイになった「黒シリーズ」第9作。スパイに利用されて会社をクビになった主人公が、当事者である家電メーカーに復讐するというサスペンス。

高度経済成長期下、日本が技術大国への道を突き進んでいた1964年当時、本作で描かれたスパイ戦はこの上なくクールに見えたに違いない。だが、そんな世界最先端のテクノロジー(決してSFではなく)を使った、世界最高峰の情報入手合戦も、今やスマホ1台あれば誰でも簡単にできてしまう。本作のクールさを味わうためには、こうした時代のギャップを補うための脳内変換が必要。

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