組織に無批判に従うしかない男たちを、じいっと見る叶順子が強烈。
人物を動かしてその度にカットが切り替わっていく。
後半は犯人探しのミステリーで停滞する部分もあるけど、策謀張り巡らしあう前半がめちゃく…
バチくそ面白い。産業スパイ合戦映画。両社ともにスパイのしすぎて筒抜け過ぎてもはや不毛感がすごい上に全編にわたって不穏な空気が漂っている。窓から船越英二が落下する予感と落下のショットも良い。
盗撮フィ…
自動車業界の熾烈な情報合戦を描く増村保造の産業スパイもの。傑作『巨人と玩具』に続き、戦後派のドライな企業戦士を高松英郎が演じている。
役員クラス7名の中にどうやら内通者がいるようなのだが、そのうち…
黒のシリーズ渾身の初作品。
一級のサスペンススリラー!
しかしながら、つまるところは恐らくこれは反戦映画なんだろう。
IHIの前身、立川飛行機技術部門、後の日産勢力と中島飛行機を源流にもつスバルと…
冒頭炎上した車の数カットでクレジット出すの昔の映画って感じで良い。真似したくなるものがある。看護婦が暗躍してたとわかったときは驚いた。PFFディレクター曰く、増村の映画は自分の頭で考える女が出てくる…
>>続きを読む増村保造月間10本目@国立映画アーカイブ
おもろすぎる、始まった瞬間から誰ひとり正攻法でいこうとする奴がいない、会社員(産業スパイだけど)がメインとなる話としてはハチャメチャな展開なのだが、冒頭か…
何度もひっくり返されて、今度こそ…?いやどっちだ…?となる振り回され感は楽しかったんですが、この中にいるぞ!の重要メンバーの描写のバランスが悪くて顔と名前はもちろん一致しないし、あんまピンと来なかっ…
>>続きを読む大映〈黒シリーズ〉全11作
増村保造監督は3作制作
1作目
恐るべき販売競争のサラリーマンスリラー
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タイトルの読み方コナンみたい。
「名探偵コナン/黒の試走車(テス…
大映映画が手掛けた黒シリーズ全11作品
全ての作品のタイトルが黒の○○で始まる
そのシリーズ1作目
増村保造 監督作品
自動車業界で凌ぎを削るタイガー自動車とヤマト自動車
新しいスポーツカ…
産業スパイものの傑作。スパイは内部にいた。追い詰められ、スパイ(船越)はビルから飛び降りる。そのビルでは、向かいのビルの会議を16ミリ撮影。口の動きで価格を読みとろうとしていた。黒シリーズの最高峰で…
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