黒の試走車(テストカー)の作品情報・感想・評価

黒の試走車(テストカー)1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

4.0

「黒の試走車(テストカー)」に投稿された感想・評価

大映男優祭です。

昔の作品の割には面白い。

キ◯ガイってワードが3回くらい。

真面目に新車を開発してる姿がなぜかコミカル。

でもストーリー、脚本は秀逸。

27本目 招待券
C

Cの感想・評価

4.2
一台の車の為に愛も家庭も人も崩壊。新作を出すたびに命がけかあ。愛社精神ってすごいなあ
「私みたいなオールドババアは金に弱いのよ」
とり

とりの感想・評価

4.0
高度経済成長期の日本において次第に物質主義が加速し、広告がデカデカと重要視されてきたことへの警鐘。そうした背景の中、産業スパイのこれまた行き過ぎた知略戦を描き、当時の物価も分かる。けど、この愛社精神、奉仕する気持ちは全くもって分からない。多分これもまた時代背景。
増村保造クオリティは本当に素晴らしい。高松英郎が鬼のように迫って来るが、要するにこの作品は『陸軍中野学校』の裏返しというわけだ。社会の構造を鋭く射る!
T

Tの感想・評価

4.0
ヤクザ顔負けの車業界。諜報に強請りに色仕掛け、何でもあり。愛する女をスパイのためにジジイに抱かせる、こんな異常な会社愛、社畜の日本人にしか理解が及ばないだろう。ドイツ表現主義的なハッキリした明暗で描く産業スパイ活劇。車のポスターの前で文字通り揉み合う2人の男、素晴らしいシーン。「パニオニア」のためにあらゆる感覚が麻痺する様が恐ろしく、様々な駆け引きが面白かった。

このレビューはネタバレを含みます

・道を挟んだ二つの自動車会社で産業スパイを送り合う醜いほどの腹の探りあい合戦
・相手の情報を手に入れるためにあらゆる汚い手を使う
・窓から会議室を覗いて読心術で会話を読み取ったり、彼女をライバルに抱かせたりするほどの策士っぷり
・55年前とは思えないほど映画としての完成度が高くてビビる
YukiYamada

YukiYamadaの感想・評価

3.8
えーこれ50年以上前の映画なの。ラストの海辺での会話、全然いまでも通用するんじゃないですか(中身的な意味で)。

にしても、昔はこんなハイレベルな争いを良くも悪くも楽しめてたんですなあ。現代の頭打ち感を逆に感じて、虚しくなる。
映画自体もそう。こんなお仕事映画、いま撮ったら不撓不屈みたいになっちゃうでしょう。(あの映画はそれはそれで好きだけど)。

もっといろんな映画をみたいもんですな。
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

4.0
〝買収・脅迫・暴行・窃盗・売春・監禁…あらゆる手段も挑まない、これが産業スパイだ〟

弱小自動車会社〝タイガー自動車〟が社運を賭けて開発したスポーツカーを、大手〝ヤマト自動車〟と販売に至るまで壮絶な駆け引きと騙し合いをする産業スパイ達の物語。

高度経済成長期社会の光と影を描写し、企業の飼い犬となって正気を失う産業スパイ達は哀れに映る。

しかし現実はそんなモノでヤルかヤラレるかの世界で、弱みや甘さを見せれば自分自身が社会のドン底に葬らる。

増村保造監督が企業に翻弄され人間のココロを失った社会を、硬派でテンポ良くシャープに描き企業組織とは何か考えさせる。

産業スパイの田宮二郎や上司の高松英郎の極悪非道で冷酷さなど、皆一見普通な人に見えるが悪人ばかり。

今も尚、手法は違えど生き抜く為とは言え社会の仕組みは綺麗事ではなく変わらないでしょう..★,
安定の増村保造クオリティ。テンポも良くて面白かった。自動車会社同士の産業スパイもの。腹黒い産業スパイ達が暗躍する様子を黒を基調とした画で見せていくのがカッコ良い。
『巨人と玩具』とかもそうだったけれど、社畜になってるサラリーマンが出てくる増村の映画を観るたびに会社に就職する気が失せる。そりゃあ今と昔は違うのは十分分かっているけれど、大学生がこういう映画を観ると社会の厳しさをまず一番に感じちゃうんだよな…。
増村保造監督の「黒」シリーズ第一弾。
もうね、メチャクチャ面白い!
『青空娘』や『最高殊勲夫人』みたいなラブコメも最高だが、こういうサスペンスタッチもしっかり作る増村監督は天才だな。

産業スパイとしての二社の車会社のやり取りをテンポよく描く今作。
会社の為に働くとは何か?
利益の為に性格まで変わるのか?
様々な皮肉をこめて、ラストも凄く深い。
あっという間の90分でした‼️
『巨人と玩具』も企業の争いでしたが、こちらはもっとシリアスに真髄をついてる気がしました。
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