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未来惑星ザルドスのbackpackerのレビュー・感想・評価

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)
4.0
独特・神秘的・抽象的、そしてとても原始的な近未来SF?映画でした。

紀元2293年。一部の人間が不死となり、死ぬ人間は獣人と呼ばれ狩られる存在となった未来世界。

獣人を狩る役割を与えられた、選ばれた獣人ゼッドは、宙を飛ぶ岩の首ザルドスに忍び込み、不死人の住むボルテックスへやってくる。
そこでは、深い瞑想と知識の収集をする不死者、生命力のない無気力人、加齢を施された罪人などなど、安穏としているが厭世的な空気が漂っていた。
ゼッドは自分に与えられた知識から真実を得ようと行動し、外の世界から仲間達を呼び込もうとする……。

簡単にまとめると、野性的なショーン・コネリーが、半裸赤パンツでリボルバーをぶっぱなしまくるお話。

しかし鏡を使った演出が多い多い。クライマックス近づくときの水晶体の内面世界での戦いとか、見ていてポケーっとしてしまいました。

好みが別れる作品だと思いますが、他のSF作品に通ずる物が多い気がするので、個人的には見て良かった一本でした。
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